宮城県石巻市に御鎮座する拝幣志(はへし)神社は、東日本大震災(2011年)の際に大津波にさらわれ、
ご本殿のみ立ち残りました。
 
*資料によって「拝幣志」を、「はへし」「はいへいし」「おがみいし」など言いますが、宮城県神社庁のよみがなに従っています。
 
 

*鳥居にかかる扁額
 箱崎八幡神社と合祀されています。
 
 
 
ご本殿
 
東日本大震災以前は、社殿前には朱塗りの廊下や回廊もありましたが、全て大津波に流されてしまいました。
ご本殿の前には拝殿の建物跡のコンクリートが残っています。 
      
     
    「よう頑張った!」
 
 
 
ご由緒
 

◇平安時代に記された『延喜式神明帳』(927年)に、

牡鹿郡十座の一社として掲載されている式内社。

 

◇創祀年代は不詳ですが、日本武尊の東征のおりに勧請されたと伝わっています。

 

古来、箱崎山の上に御鎮座していましたが、江戸時代の寛文年間に麓に移され、明治40年に麓に御鎮座していた箱崎八幡宮に合祀されました。(宮城県神社庁データより)

 

◇例祭日:5月19日

 

 

 
ご祭神
 

 

高皇産霊尊・・・造化三神のうちの一神

 

  ◇『古事記』『日本書紀』の歴史書で、天之御中主神、神産巣日神とともに最初に高天原に成りました神。

 

 ◇歴史書の中では、出雲国譲り、天孫降臨、神武東征などにおいて、高天原の最高神・司令神として采配を振るうことが記されている。

 

 ◇天照大神の皇孫・邇邇芸(ニニギ)命の外祖父。

  娘の万幡豊秋津姫命がニニギ命の母

 

 

◆◆ご朱印は零羊崎神社(石巻市)でいただけます。

   零羊崎神社の宮司さんが兼務しておられます。 

   宮司さんに当社のことを教えていただきました。

   ありがとうございました。

 

*お社は狛犬たちによって守られています。
 
 
拝幣志(はへし)神社

宮城県石巻市八幡町1-6-2

石巻駅より車で5分