岡山県岡山市にご鎮座する

須佐之男(すさのを)神社は、

 

ヤマタノオロチ退治で有名な

須佐之男命(スサノヲノミコトをお祀りしています。

 

 

 

ご由緒

 

昔、吉備中山(岡山県)に大吉備津彦命がご鎮座後、

十握剣(とつかのつるぎ)を宝物として彼の社に納めました。

 

寛喜年中(1229~1932)、大吉備津彦命の社が回禄の際、

この御剣(十握剣)をこの現・須佐之男神社の場所に遷して奉斎しました。

 

御剣(十握剣)を大吉備津彦命の社に奉遷後、

御剣ご鎮座の昔ながら縁に依って須佐之男命・天照大御神を跡地に祭り、その後、須佐之男神・櫛稲田姫神・大穴牟遅神を祭って上社としました。

 

江戸時代は社号を疫神社とし、明治2年現在の社名としました。

 (〜岡山県神社庁HPより要約〜)

 

十握剣の取りもつ御縁ですね。

 

          ※ご本殿

 

大吉備津彦命は、桃太郎のモデル? 

 

十握剣の剣の持ち主、

大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)は、

 

お伽噺「桃太郎」のモデルと言われています。

◇第7代孝霊天皇の御子

◇第10代崇神天皇により、全国に派遣された四道将軍のひとり。

◇吉備地方で人々を苦しめていた鬼(温羅)を退治し、吉備国を平定したことがお伽話「桃太郎」のもとになったといわれています。

◇吉備の中山の麓の吉備津神社(岡山県岡山市、備中国一宮)は、国史にも見える大吉備津彦命の霊廟として知られています。

 

※吉備津神社/絵馬(岡山県)

 

 

十握剣(とつかのつるぎ)

 

十握剣は、固有名詞ではなく、長剣の一般名詞と考えられる。(Wikipediaより) 

 

 「束=握(つか)」とは、拳1つ分の幅のこと。

十握剣は10束の長さの剣のことと言われています。

 

※狛犬/出雲型・・事あらば、今にも飛びかかりそうです。

 

須佐之男神社

岡山県岡山市北区中撫川502

◇公共交通機関

JR三陽本線「庭瀬」下車徒歩22分

*犬養木堂記念館のすぐそばにあります。