京都迎賓館のプレミアムガイドツアーに行ってきました。

 

迎賓館は、世界各国から国王、大統領、首相などの賓客を迎える国の迎賓施設です。
 

京都迎賓館は日本の歴史、文化を象徴する都市・京都で、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本へ
の理解と友好を深めていただく施設として平成17年に建設されました。

歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観とし、品格のある和風の佇まいを創出しています。

建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能において匠の技を用いています。 
  ~内閣府「京都迎賓館HP」より引用

 
 
 
「聚楽の間」~待合
 
 

※来賓の方や随行員の待合室。
 来賓の方々は土足OKです。
 私たち見学者は、もちろんスリッパに履き替えて見学してます。
 
 
 
「藤の間」~晩さん会会場
 
 

*京都迎賓館で一番大きな部屋(大広間)である「藤の間」。
 壁には綴織りの技法で織った織物が飾られています。39種類の日本の草花が織り込まれているそうです。
 
*床のじゅうたんもフカフカです。
 調度品はむろん、床のじゅうたん等にも一切、手では触れられません。
 
 
 
和室「桐の間」
 
※「桐の間」から見た風景
 部屋は堀こたつの和室です。
 
 

※釘隠し。「五七の桐」紋。
 
釘隠しや襖の唐紙などに「五七の桐」紋があります。
「五七の桐」は、昔は、皇室の裏紋として使用されていましたが、現在は、日本国政府の紋章として使用されているそうです。
 
 
虫のくり抜き
 
※東西の部屋を繋ぐために廓橋がかかっています。
廓橋天井の四隅に、いろいろな虫のくり抜きが見られます。
写真以外にも、コオロギや蝶などが見受けられ、遊び心らしいです。
 
 
*迎賓館の玄関から部屋までの建具は無論、誂えや調度品もみな端正で、現代の匠たちの職人魂を見ました。
 
 
 
庭園にて
 
※池に白鷺が遊びに来た!・・のではなくて、稚魚を狙ってくるんだそうです💦
 
 
◇京都迎賓館
京都府 京都市上京区京都御苑23
 
◇公共交通アクセス
■京都市バス 「府立医大病院前」下車 徒歩約7分

■京都市営地下鉄 烏丸線「今出川」駅下車、3番出口より徒歩約15分

■京阪電鉄「出町柳」駅下車、1番出口より徒歩約20分