こんにちは
今回は映画「インセプション」の観点に基づいて考察した前回のブログに新しく考察したものを足しました。BTSの結アルバムと同じく、前回の考察ブログのリパッケージ的な感じです
楽しんでいただけたら嬉しいです
映画「インセプション」は2010に公開されたSF映画でレオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィー、渡辺謙さん等が出演しています。あらすじから説明します。
（Wikipediaより）
私なりにまとめると、「インセプション」の世界では眠っている人の“夢”に潜入して重要情報を盗み出す技術があり、仲間とともにその技術を使っているのが主人公。夢を見るためにはドリーマシン(夢共有装置)というものが必要で、夢から覚めるには3つの方法があります。
①夢の中で死ぬ
②キック(落下感、又は衝撃を与える)
③ドリームマシンに設定された時間が終わる
長く夢を見ているために鎮静剤を使った場合、夢の中で死亡すると現実には戻れず“虚無”にたどり着きます。そこへ行ってしまうと戻れる確率はほぼありません。
夢には第一層、第二層、第三層があり深くへ行くにつれて時間の進みが変化します。現実世界の10時間が、夢の第一層では1週間、第二層では6ヶ月、第三階層では10年になります。
だいたい把握できたかな…？？
早速バンタンのMVと結びつけていきましょう。
＃2 LIE
ジミンがバスタブに背中から倒れこみ場面が一変してベッドから起き上がるシーンインセプションで似たようなシーンがありました。
鳥肌レベルでそっくりです
このシーンは、第二層に潜り込んだ主人公を第一層に戻すべく“キック”で目覚めさせるというシーン。落下感を与えて目を覚まさせます。ジミンも夢から覚めるべくバスタブに倒れ込んだと考えられます。
ジミンが夢の世界にいると確証できるものがもう一つあります。
LY承 Serendipity
静止画で申し訳ないけれど、動画を見た方ならわかると思います。ジミンのいる場所が地震が来たかのように揺れているシーンです。インセプションでは上層もしくは現実で自分の身が傾いたり、なにかあるとその下の層の重力がおかしくなったり不自然に揺れたりします。
Agust Dのユンギがいる部屋も重力がおかしいですよね。まあこの揺れの理由は“車内だから”なので関係あるかはわかりませんがこれがユンギの夢の世界という説も浮上します。
話を戻します。つまり、この時ジミンがいる場所は夢の世界。そしてジミンが寝ている現実世界か第一層か第二層でジミンの身になにかが起きているということ。ちなみにですが夢の世界は自分で設計しています。
この可愛い部屋はジミンが作り出したって考えると萌えません？
……まあ置いといて(笑)
ジミンが黄色い毛布にくるまると手品のようにジミンは消え、毛布から出て来るとそこは一面の星空。ジミンは一段層下へ行きました。星空といえばフェスタです
望遠鏡で星を眺め満喫したジミンは“キック(落下)”を使って一層上に戻ります。
prologue
テヒョンの飛び込みもキックだとしたら。prologueで七人が笑顔で遊んでいた理想郷は夢の世界で、テヒョンは父親殺しの罪をきちんと償う覚悟を決め飛び込み現実世界へ戻ったのだとしたら。…筋が通ります。ではこの第二層を理想郷と仮定して考えてみましょう。
テヒョンが理想郷へ来るときに廃墟のプールにあるベッドで眠って、目を覚ましたらヒョン達がいました。ベッドで眠って第一層へ潜ったということでしょうか。夢の中へ人を連れて来るには夢共有装置で一緒に寝なくてはいけません。しかしテヒョンは一人で眠りにつきましたね。夢の中の人はテヒョン以外本物ではなくテヒョンが作り出した幻影ということ。
しかし飛び込んだテヒョンが次に目を覚ますのは真っ暗な場所。現実世界っぽくないですね。
ここで浮上するのが、テヒョンは“虚無”に行ってしまったという説。テヒョンが苦しみから逃れるために鎮静剤を使って眠ったのならありえます。虚無にたどり着いたのは想定内なのか、想定外なのか……。夢の中では「脳の動きは20倍ずつ加速する」ので現実世界の10時間が、夢の第一層で1週間、第2層で6ヶ月、第3層で10年近くが経過します。このとき理想郷にいた期間ははっきりとは分かりませんが一週間もいなかったと思うのでテヒョンが夢の世界に長くいるために鎮静剤を使用したとは思えません。精神安定の目的で使った説が有力だと思います。ので、虚無に落ちたのは想定外だと仮定します。
ちなみに虚無で過ごす時間は明確にはなっておらずこの計算で行くと現実での10時間が虚無の世界だと200年になるそうです。
鎮静剤はホソクがよく使用している「睡眠薬」でもあります。
ホソクは長く夢の世界に入いるために睡眠薬を常用してました。
話をジミンに戻します。
FAKE LOVE (上) インセプション(下)
上はFLのワンシーンでジミンに水が押し寄せるシーン。
下はインセプションのワンシーンで主人公に水が押し寄せるシーン。
動いているとこンな感じ。似てる…
インセプションのこのシーンは、上の層で寝ている主人公が仲間にキックで水に落とされ夢の世界に水が押し寄せ崩れるシーン。となると、ジミンはこのとき上の層でキックを受けていることになります。
このときかな？
はたまたこのときかな？
いずれにせよジミンが水に浸かっているときはほぼキックで間違い無いでしょう。
他にも引っかかったシーンがいくつかあります。
FAKE LOVE
ジョングクが崩れ落ちる階段から逃げているシーン
ジンが荒れる世界でスメラルドを必死に守っているシーン
インセプションで夢が崩れて行くシーン
上のジョングクとジンのシーンも全部眠っているドリーマー(夢を作っている主)が目覚めて夢が崩れていくシーンだと考えるとしっくり来ます。二人ともまだ覚めたく無いようですが
I NEED U
ジョングクが不良にぶつかるシーン。
インセプションでは、ドリーマーが夢をいじりすぎると夢を見ている人の潜在意識(夢の住人)がドリーマーの存在を察知しジロジロと見てきたりぶつかって来たりします。ジョングクはこのとき夢の中だったということ。不良にぶつかったのはわざとだと花様年華ノートに記述してありましたね。
血汗涙
テヒョンが誰かが来たのを確認し悪戯な笑みを浮かべて飛び降りるシーン。
インセプションの主人公の妻モルが飛び降りるシーンと似ています。モルは現実世界を夢だと思い込み、自殺をして夢から覚めようとして死にます。主人公コブの目の前で。それがコブのトラウマとなり夢のなかで妻の幻影に囚われるのですが、モルはどこかの言語で「悪」を意味するのだそう。悪魔的な役割のテヒョンと重なります。
Spring day
春の日でテヒョンが線路に頭をつけ耳を澄ますシーン。
インセプションでコブとモルが夢から覚めて現実世界へ戻る為の自殺で列車に轢かれようとするシーン。重なります。
その轢かれるシーンで、二人が口にするフレーズがあります。
“列車を待っている
遠くに連れて行ってくれる列車を
望む場所へと連れて行ってはくれるけど
それは何処かは分からない
でも構わないの
貴方と一緒だから”
望む場所へ連れて行ってくれる列車は、春の日で彼らが乗っていた雪国列車。
ここまでで書いたことだけでもインセプションと防弾が関係あるのは明白ですが、それをさらに跡づけるものがあります。
見慣れたprologueのスタッフクレジット。
現在公開されているprologueとbgmが違います。prologueは公開された当初、今のとは違うバージョンだったそう。最後のスタッフクレジットで使われたbgmは「House of cards」だけではなく、「House of cards」とエディットピアフの「水に流して(Je Ne Regrette Rien)」のremixだったそうです。ナムジュンがvliveで「水に流して」を口ずさんでいた事もありました。これは何かあるな…と思いますよね？
あります。「水に流して」はインセプションの劇中歌で、寝ている人を夢から目覚めさせるための音楽に使われているんです。
20秒のところで聞こえる曲が「水に流して」です。
この曲がクレジットに使われたのが偶然だということがあるでしょうか？テヒョンが海へ飛び込み(キック)、目覚めの音楽が流れる。やはり理想郷は彼の夢だったということ。
Je Ne Regrette Rienについて調べました
エデイット・ピアフの「水に流して」 "Non, je ne regrette rien"
原曲のタイトルは「私は決して後悔しない」。この曲はミッシェル・ヴォケールの詩に、シャルル・デュモン Charles Dumont が作曲し、１９６０年ぐらいに歌われました。曲の背景にはピアフが２３歳年下のテオ・サラポ Théo Sarapo と結婚し、過去のいろいろなことを忘れ、新しくテオと人生をやり直す決意のようなものも読み取れます。( http://lapineagile.blog.fc2.com/blog-entry-61.html より)
歌詞
Non, rien de rien
Non, je ne regrette rien
Ni le bien qu'on m'a fait
Ni le mal, tout ça m'est bien égal
Non, rien de rien
Non, je ne regrette rien
C'est payé, balayé, oublié
Je me fous du passé
いいえ、ぜんぜん
いいえ、何も後悔していないの
過去のいいことも悪いことも
何もかもがどうでもいいの
いいえ、ぜんぜん
後悔しないわ
過去の償いはしたわ、清算したわ、忘れたわ
もう過去のことははどうでもいいの
後悔を英語では”Regret”
tearのコンセプトフォトでジミンがREGRETと書かれた服を着ていました。
Run日本語verの落書きにも登場しています(落書き考察はhttps://ameblo.jp/kir-tt/entry-12376480726.htmlをどうぞ)。防弾のコンセプトに度々出てきますよね。
インセプションとBTSの繋がりはまだあります
・インセプションで夢へ潜入していたのは7人。メンバーの人数と一緒
・ドリームマシンの円が四つ並んでいる形状がWINGSのロゴと似ている
・インセプションもBTSもギリシャ神話が絡んでいる
などなど、沢山あるのです…
百聞は一見に如かず。
インセプションをまだ見ていない方は一度見てみてください。
ほんとうに面白いので是非。
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ここまで読んでくれてありがとうございます
余談ですが次のカムバックが決定しましたね。「結-answer」ということで、今までの物語が一旦集結されることは間違いないと思います。私はそこで答えあわせをする前に全部の考察を終わらせたいと思っているので、更新頻度あがると思います(多分)
またお会いしましょう、アンニョン