北欧雑貨Kippis7265は、2021年12月26日をもちましてオンラインショップを閉店させていただきました。

 

2012年から約10年。

皆さまのおかげで、ほんとうに楽しくお店を続けることができました。

 

オンラインショップをオープンした初日。

「果たしてほんとうにお客さまにご利用いただけるのか」。

不安を抱きながら、ヘルプに来てくれた母とともに開店を迎えた時のドキドキ感は今でも忘れられません。

 

うれしいことに、オープン直後から注文のメール着信音が鳴り続け、モタモタしながらも楽しく発送作業を行えたことは良き思い出です。

 

また、2014年の実店舗オープンの際は、今は亡き父が「お店の前が渋滞すると悪いから!」と、張り切って交通整理のスタンバイをしてくれました。

実際、そこまで渋滞するような事態にはならなかったのですが(笑)、父がお客さまを停車しやすい場所に誘導してくれたので、私は店内での接客に専念することができ、とても助かりました。

 

土日の営業時は、お昼休憩時にいつも主人がお店番を代わってくれました。

そのうち、子どものサッカーの当番や応援などで長時間店を開けることも出来てしまうくらい、頼れる存在になりました。

彼自身も沼垂のお店に立つ時間が好きだったようで、今は少し寂しそうにしています。

 

朝市や冬市、夜市などのイベント時には、私たちがどちらも不在となるため、義父母に子どもを見てもらっていました。

近くに住んでいるので、子どもたちと一緒にイベントに顔を出してくれたり、時には遠くへ遊びに連れて行ってくれたり、ほんとうにありがたかったです。

 

そしてわが子たち。

最初の頃は、下校すると閉店時間まで店内で宿題をしたりしていましたが、そのうちランドセルをほげ投げてそのまま友達と遊びに出かけるようになり、私は自転車に大荷物を載せて帰る日が増えました。

頼もしい成長です。

一番不安定な小学生の時期を、ほどよい距離感の仕事場から見守れたことは、この場所でお店を構えた最大のメリットだったと感じています。

 

イベントでお店番を手伝ってくれたり、おこずかいでお買い物をしてくれたり、「今日は売れたの?」なんて業績を気にかけてくれたり(笑)。

「ママのお店」が身近にあったことは、彼らの心にもきっと何かしらの思い出として刻まれたことでしょう。

 

みんな、みんな、ほんとうにありがとう。

 

…最後の最後は、ここまで支えてくれた家族への感謝の気持ちを綴って約10年間の営業の締めくくりとさせていただきました。

 

これまでは自分のやりたいことと家族のフォローを優先する働き方でしたが、

子どもたちが成長してきた今、これからは人のため、社会のために、微力ながらも自分の力を生かしていきたいです。

こちらも全力で楽しんでいきますよ~♪

 

それではみなさん、また会う日まで。

これまで長年に渡りご愛顧いただき、ほんっっっとうにありがとうございました!!!!!

 

 

店主 猪股 美保