
東京のインテリア&雑貨ショップは100件近く行ったことがありますが、その中でもっとも衝撃を受けたお店のひとつに、原宿の「TRICO」があります。
時代や国籍、流行にとらわれず、独自の視点でセレクトした個性あふれるデザイナーの作品が並ぶショップで、そのラインナップとディプレイ方法は他のショップとは一線を画す斬新なものでした。
デザイナーの意匠を明確に伝えてくれるスタッフの言葉に感化されて購入したのが、このゴミ箱。
屋外用ポスターの版ズレ品を再利用して作られたゴミ箱で、言ってみれば「ゴミで出来たゴミ箱」なのだそうです。
オランダのデザインレーベルの1つ「GOODS GOODS」によるもので、その作品の多くはニューヨーク近代美術館などのパーマネントコレクションとして認定されているとか。
ちなみにこの店ではもうひとつ、ブラシ素材で出来たカードホルダーも購入しました。
これは、盲目の人々の労働施設であるベルリンのブラシ工場が母体のプロジェクト「DIM(デーイーエム)」によるもの。
機械化の波に押されて手仕事による労働の場が減少していたものを、デザインの力によってその良さを見直し、盲目の人々が働く場を再び取り戻そうということで生まれたプロダクツなのだそうです。
実際、このシリーズは大人気を博し、今では生産が追いつかないほどなのだとか。
このような「ストーリーのあるモノ」に、私はめっぽう弱いのでした。
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