深呼吸にも効果的な方法があります。
深呼吸をするときは、まず椅子に座った状態で、最初は口から細く長く肺の中の空気を最後まで吐き出す。そして、鼻からめいっぱい吸いこむ。これを繰り返す。
吐き出すときに、お腹がぺたーっと凹んでいくのを感じながら行うと良い。
これは姿勢も含め、自然と腹式呼吸になりやすい深呼吸です。
腹式呼吸を行うと、横隔膜が動くことで自律神経の調子も整えることになります。
吸うときは鼻からということが重要です。これには意味があって、鼻から吸うことによって、以下の効果があるからです。
まず、鼻粘膜や鼻毛によるホコリや病原菌の除去効果があること。次に、鼻の奥の毛細血管の働きで、空気の加湿を行い、冷たいまま肺に空気が入ることを防ぐこと。また、鼻の中に空気が流れることで脳を冷やすことができること。
口から外気をそのまま吸い込んでしまっては、のどに直接外気が触れることによって、のどの奥が乾燥してしまい、炎症などを起こしやすくなったりもします。
特に秋~冬にかけては乾燥が強くなるので、「鼻から吸う」ことをお忘れなく。