昨日の夜、実に数年ぶりに高校時代の先輩より電話がありました。
その先輩は、現在コンサルティングの業界におられまして、福岡の方でイベントを行ってみたいとのこと。その中で、病院にかからなくて良くなるように、街に住む方々が健康に対して意識を高めていけるような、そんなアイデアについて考えておられました。会話するのが久しぶりのこともあって、いつの間にか長電話になり、近況からそのイベントのアイデア、今後やっていきたいことなどの様々なことを日が変わる時間まで話し込んでしまいました。
健康意識の向上の啓蒙は、近年、厚労省、各自治体も取り組み始めていますね。背景には国庫に対する医療費の増加や、介護問題など、現在の社会保障に対する問題も絡んでくることと思います。高齢化社会を迎え、これらの問題提起は連日ニュースや新聞でも多く目にするようになりました。
「治未病」という言葉があります。これは、東洋医学の中で重要な考え方だと思います。未病を治す。すなわち、病気の最初期、病気の蔓延に対しての対抗策でもあります。
病気予防や病気の初期をどのように捉え、いかに治療するか。日常生活の見直しと改善や、食養生など、取れる措置は様々です。体質改善とは、自分の弱点を補い、バランスを崩して病気になることを予防すること。自分の自然治癒力を高め、病気に強い身体を目指すこと。
あらためて、「治未病」という考えが一般的になっていくといいなと思います。
治未病の考え方を広げていくことは、今後の自身の健康と、周囲の方の健康、そして社会全体の心身の健康につながることだと思います。