こんにちは。
糸島薬局の古賀です。
昨日は九州中医薬研究会。
その中で、鍼灸の講義、実演がありました。
古典医学という物差しで見たとき、診断とはバランスを測ること、治療とはその中のアンバランスを修正すること。鍼灸治療では経絡という気の流れの川を把握して、治療に導くこと。
実演をみて、不思議な事。肝臓の調子が悪い状態で、施行する鍼の位置が手足のところだったり、腰の痛みに対して鍼を刺す深度が痛みのない1mm程度で改善したり。気の流れの川を整えるという話でしたが、はたで見ている分には「えっ、そこなの?」という感じです。しかし、体験された方は、体調の改善を実感された様子。本当に不思議です。
鍼灸治療の実際、三陰三陽との関係、臓腑との関係、ツボとは何か。我々、薬剤師は残念ながら、患者さんに直接触れることはできませんが、気の流れの状態を見るという点で、非常に興味深いお話しを聞くことができました。
気の流れや気そのものは目には見えませんが、人間の身体にはまだまだ不思議な力が備わっているようです。