こんにちは。
糸島薬局の古賀です。
昨日のブログで、
夏は体の熱を発散することについて書きましたが、
実は、
良い汗と悪い汗というのがあります。
体温が上がる、体に熱がこもってくると、
皮膚から水分を蒸発させることで、
体温を調整する、
これが汗の役割です。
汗腺で集まった汗には、ミネラル分も含まれていて、
必要なミネラル分だけを再び血液にもどします。
そして、わずかな塩分を含んだ汗のみを皮膚表面に排出すること、
これが「良い汗」です。
水に近いさらさらした汗となります。
しかし、
運動不足やエアコンなどによって体温調節機能が低下してしまうと、
使わなくなった汗腺の機能が低下してしまい、
ミネラルの再吸収の力も弱くなって、
そのまま、皮膚に排出してしまいます。
すると、べたべたした蒸発しにくい、
ミネラルを多く含んだ汗をかくことになります。
これが「悪い汗」です。
悪い汗にはアンモニアなども含まれ、
悪臭にもつながります。
体調をくずしやすい汗、ということもできます。
寝汗、脂汗、冷や汗など。
汗の出が悪く、出ても少量でべたべたするという方、
それは悪い汗なのかもしれません。
改善には運動などで積極的に汗をかきましょう。
日常的に汗をかく習慣をつけることで、
低下していた汗腺の働きが元に戻るとの事です。