こんにちは。
糸島薬局の古賀です。
ここ最近、朝起床しカーテンを開けると、窓から見える山の方向が霞がかって見えます。
黄砂の飛来がピークを迎えているようです
黄砂は2~5月に多く飛来します。
そのピークは4月ですが、その原因として気候や気圧の変化があります。
知っての通り、黄砂とは大陸の砂漠から砂が舞い上がり、ジェット気流に乗って海を越えて渡来するものです。
実際は年中上空に飛んでいる黄砂なのですが、冬場は風が弱いのでジェット気流のある上空まで上がりません。
また夏場は砂漠にも雨がふるので砂は舞い上がりにくい状態です。
この時期の砂漠は風も強く雨も降らないので、多くの砂が舞い上がって日本にも飛んでくるのです。
その黄砂の大きさは約3~4μmと、スギ花粉が約30μmなので非常に小さいことが分かります。
最近、黄砂が大きな問題として取り上げられることが多くなりました。
原因として、やはりPM2.5が関連します。
花粉や黄砂、PM2.5はそれぞれ分子間力によってひきつけあいます。
そのため中国上空を通過する黄砂には、分子間力によってPM2.5もしっかり付着したまま日本に飛来します
この集合体はPM2.5や黄砂単体よりも強力なアレルゲンとなり、健康被害のリスクも高めてしまいます
予防法としては花粉対策やPM2.5対策と変わりません。
外出をひかえたりマスクの使用、洗濯物や帰宅時の付着物を落としてから家に入るなど、充分に注意ししっかり対策をおこないましょう