糸島薬局の古賀です
先日の記事 でメラトニンのことを書いたので
今回からセロトニンについて少し書いてみます
セロトニンとは神経伝達物質の一種で
ノルアドレナリンやドパミンのコントロールを調節します
ノルアドレナリンは
興奮や緊張、集中、積極性に関与し
過剰になると攻撃的になったり
パニックやヒステリーにつながります

不足すると無気力や意欲の減退がみられます
ドパミンは
喜びや快楽、意欲に関与し
過剰になると
過食や各種依存症(アルコール依存など)につながります
不足すると無関心になり
運動機能低下や性機能低下などがみられます

そしてセロトニンはこの2つのバランスの調節を担います

セロトニン・ノルアドレナリン・ドパミンを合わせて
三大神経伝達物質と呼んだりもします
それほどこれらの神経伝達物質は重要で
人体の機能に深く関与しています

これらは各々のバランスが大事です

現代社会では
ストレスなどにより不安感やイライラが
引き起こされることは少なくありません
これらの感情は脳内神経伝達によって
コントロールされているのですが
現代の日本人にはセロトニンが不足していると
指摘されているのです

先日の記事で触れたように
セロトニンは必須アミノ酸トリプトファンから太陽光を浴びることで合成されます
つまり食事と太陽光が必須となるわけですが
ほかにも
セロトニンを増やすことができる方法があると言われています
(つづく)