睡眠と光とメラトニン | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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こんにちは

糸島薬局の古賀です


突然ですが

メラトニンって知っていますか!?


メラトニンは生体リズムに関与するホルモンで

自然な眠りを誘う「睡眠ホルモン」と呼ばれることもあります


メラトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンから

脳内物質セロトニンを経て分泌されます

日中のセロトニンの量が多いと

夜間のメラトニンの量も比例して多くなります矢印


必須アミノ酸とは体内で合成することが出来ない

食物から摂取する必要があるアミノ酸のことを指します魚の切り身


そしてセロトニンは日中に太陽光を浴ることによって

体内でトリプトファンより合成されます晴れ


春先は不安定な天気などから

このメラトニンを合成する仕組みが乱れることで

眠りの質が落ちる方が増える時期でもありますξ


光はセロトニンの合成を推進しますが

逆にメラトニンの合成は妨げます


近年は夜も多くの照明があり明るいので

就寝時間が遅くなってしまうのでしょう


寝る前のスマホの画面が不眠を誘発するという話も聞きますが

これも強い光を浴びてしまうことによる効果だと思われますスマホ


人間の身体は自然界の中で生きています

日中は日の光を浴びることで覚醒し

光が無くなる夜に眠りが誘われる

自然界の動きは人間の生物的機構に組み込まれているのです新芽


夜の睡眠が優れないという方は

日中に太陽光をちゃんと浴びているか

夜にずっと明るい光を浴びていないか

見直してみることで改善が得られるかもしれません