こたろうの叔父の話です。
もう10年近く前になるのですが、
叔母から
「ウチの父ちゃん(叔父のこと)、ボケてきた(発言そのまま)みたいで。。。」
今なら用語が分かるので書きますが、
いわゆる見当識を失った状態。失見当です。
自分の居場所がわからない、朝昼晩がわからない、カレンダーが読めない。。。
などの症状が現れたとのこと。
また、急に歩きにくくなった様で、なおさら引きこもってイライラしたり、
八つ当たりしたり。。。ということでした。
で、病院に連れて行ったら、叔母曰く、
「頭に水が溜まってるらしく、それを抜いたらボケが治る(発言そのまま)かもしれないって。。。」
で、手術しました。
お見舞いに行ったら、え?と思うくらい普通で、ちゃんと歩いてお見送りもしてもらったくらいでした。
どうやら
突発性正常圧水頭症(iNPH)だったらしいです。
子供の水頭症は脳に高圧がかかるとか、、、
でも、大人の場合、特に高齢になるとさほど圧力がかからずとも脳室に拡大が見られ、
過剰に溜まった髄液が運動機能障害を起こしたり、認知機能障害、また、排尿障害がみられるそうです。
具体的には、よちよち歩きになる、認知症のような症状を起こす、尿失禁や頻尿など、おしっこのトラブルが起こる、等だとか。
まさに叔父がそうだったんだと思います。
簡単に「認知症!治らない!」と決めつけてしまわず、あらゆる可能性を視野に入れて、
恐れたり自己否定などせずに受診することを、是非ともオススメしたくなる事例ですね。
叔父の件を思い出すきっかけになった記事をシェアしたいと思います。
読売オンライン yomi Dr.:突発性正常圧水頭症(iNPH)