こないだは家族で大文字山に登りましたが、今回は石清水八幡宮へ。
登山というほどではなく、散歩程度ですけれど。
山麓の駐車場から国宝の本殿まで片道30分ほど、坂道や石段を登るだけ。
新緑爽やか、時折聞こえるホーホケキョ。
よっ、ウグイス!
と声をかけたくなるほど澄んだいい声。
子どもたち、めっちゃ喜んでいました。
京都の街中で聞こえる鳥の声なんて、チュンチュンかカーカーくらいですもん。
それを娘に言ったら、
「信号機がピヨピヨ言ってるで」
と言ってましたけど。
うまいな、娘よ笑
何でまた石清水八幡宮に行くという話になったかというと、
この人。
そう、トーマス・エジソン。
白熱電球のフィラメントに竹が最適だとつきとめ、さらに世界中の竹の中で八幡の竹がいちばん良かったそうで。
石清水八幡宮境内にエジソンの石碑があるのですよ。
いま、いろんな人の伝記を読んでいる娘が、
京都の竹がいちばん良かってんて!
と言うので、
そやで、石清水八幡宮に記念碑あるよ。
実際に行ってみよか。
となったわけです。
竹林を背に、立派な記念碑がありました。
遠方ならば別に行くほどのものではありませんけれど、せっかく同じ府内に住んでいるのだから、実際に行ってみた方が記憶に残ると思って。
もちろん、「徒然草」の仁和寺の法師のように、「エジソンの石碑を拝みて かばかりと心得て帰」るわけにはいかないので、
ちゃんと本殿に詣でて帰りました。
すこし霞がかかってますが、男山(石清水八幡宮のある山)からは京都市内を見渡せました。
息子は、竹で作ったステゴサウルスの骨格標本がいちばん感激したみたいですけどね笑
帰り、当然ながら徒歩で下りるつもりが、
「疲れた!ケーブルカーがいい!」
とワガママ男がひとり。
仕方ないので娘と夫は歩きで、私と息子はケーブルカーで下りました。
ケーブルカーは15分に1本なので、おかんと息子が下山した時にはすでにおとんと娘は車で待機していました。
体験学習というほどの立派なものじゃないですが、娘にとっての先達になれてよかったおかんです
次は、こないだまで紫式部の伝記を読んでいたので、石山寺にでも行こうかな。
ご参考までに笑
【仁和寺にある法師/第五十二段】
仁和寺にいたある法師が、年を取るまで、石清水の八幡宮に参拝したことがなかったので、それを残念に思い、ある時思い立って、たった一人で徒歩で詣でたそうだ。
そして、ふもとの極楽寺や高良社などの付属の末社を拝して、これだけだと思い込んで帰ってしまったそうだ。
それから、仲間の法師に対して、
「長年思っていたことを果たしました。聞いていたよりずっと尊くあらせられました。それにしても、参詣していた人々がみんな山に登ったのは、山の上に何事かあったのだろうか。私も行きたかったが、神へ参詣するのが本来の目的だと思い、山の上までは見ませんでした」と言ったという。
そういうわけだから、ちょっとしたことにも、先達(指導者)はいてほしいものだ。
この高良社も、
ちゃんとあります。
「徒然草」習ったらまた連れてこようかしら
帰りに、名物の走井餅を。
おいしゅうございました♡
もう、体を動かすことが全然苦じゃなくなりました。
ここのところ毎日1万歩は歩いてます。
回復を実感しているおかんです
さあ、金曜日。
我が家は、本日夕方から旅行に行ってきます。
みなさんも良い週末を♡