記憶倉庫

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太郎少年の20歳迄の日記

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転校。長野の中での転校だった。


親が家を建てたのだ。


車で45分位の距離だったけど、転校だった。


転校する最後の日の事は覚えていない。


友達と会えなくなるから寂しいとかも思わなかった。


生まれて初めて出来た友達なのに全然寂しくなかった。


多分、会えなくなると思わなかったのかもしれない。


丁度、3月に引っ越したから4月から4年生としての転入だった。


最後の終業式の次の日ぐらいにはもう新居にいた。


最初は新しい家に興奮してたんだと思う。


でも、何日か経つと、何とも言えない気持ちになったりするようになった。


新学期が始まる。


そして、新しい学校に転入した。


新しい学校。校長先生に挨拶をして、担任の先生に教室に案内された。


全員知らない顔。転校生が珍しいのか、皆こっちを見てる。


挨拶をして席に座った。休憩になると皆が話しかけてくる。


ちょっとした人気者だ。


新しい学校でもすぐに友達が出来た。


何日かが過ぎた日の夜。


僕は2才下の妹と2段ベットで寝ていた。


でも、寝れない。僕は泣いていた。寂しかった。


毎日会えていた友達に会えなくなるのはとても辛い事だった。


下で寝ている妹は、まだ1年生だったからか寂しい様子を見せる事は無かった。


そうして、毎日泣き疲れてから寝るようになった。


さすがに毎日泣いてたから親が気づいて、どうしたのか聞かれた。


理由を説明したら、夏休みに友達を全員家に連れて来て遊ぼうと言われた。


とても嬉しかった。


夏休みになって皆に電話して予定を立てた。全員来れる。


そして当日、一人一人車で迎えに行って久しぶりに再会した。


6人位の友達が集まって、凄く楽しかった。


何をする訳でもなく、とにかく話をしたと思う。


でも楽しいときほど早く過ぎるもので、友達を家まで送っていく時間になった。


皆一人一人家の前で降ろして、またねぇ。と手を振る。


最後の友達が降りて、バイバイしても僕は泣かなかった。


人間はその気になればいつでも会えると思ったからか、


その日を最後にキッパリこれからを頑張ろうと思ったのかは分からない。


その日から、夜も泣かなくなった。


そして、新しい学校での2学期が始まった。


夏だ。


朝6時に起きて学校迄1時間かけて歩いて通い


一番新しいサッカーボールを確保して、誰もいないグラウンドで、ひたすら練習した。


7時半ぐらいになると友達が来て皆でサッカーをした。


雨の日はバスケだった。


僕は授業中は静かで先生の話を聞いてた。


ウルサイ奴がいて、先生が話を聞きなさいと怒るのを、その通りだ。と見ていた。


でも僕が静かなのは理由があった。


皆は授業がつまらないから話すんだろう。


僕はノートに絵を描いてた。これは前の小学校にいる時からの癖だった。


ある時、授業中に先生が僕の机の上にあるノートを持って行った。


それで皆に見せた。最悪だった。


多分、あれ位の年の子は皆自分の中で見られたくない物とかあったと思う。


先生は笑って、○○君は授業中に絵を書いてましたー。と、言った。


なぜか、凄くショックだった。


そんな感じで次は5年生。


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