今日春場所の番付が発表されたが、今回は予想が少し外れた。

 幕内と十両の入れ替わりが6人ずつかと思っていたが、落ちるのも上がるのも1人ずつ少なかった。東15枚目で5-10の友風、東16枚目6-9の宝富士、西16枚目で4-11の武州山、西17枚目で7敗8休の碧山の4人は予想通りで、東8枚目で2勝4敗9休だった北青鵬は落ちたが、西13枚目で5-10の遠藤が残ったのは意外。それに対し西2枚目で8勝の東白龍が十両に据え置かれた形。東白龍は上げるべき成績ではないが、遠藤が落ちても仕方ない成績だったので東白龍と入れ替えるべきだったと思う。

 きっと今回は故郷が震災で被害を受けて相撲に集中できなかったことを配慮したのではないかと思う。

 他に幕内へ上がるのは、東筆頭で8勝の大奄美、東2枚目で10勝の錦富士、西3枚目で10勝の北の若、東3枚目で9勝の狼雅、東10枚目で13勝の尊富士の4人。

 尊富士が幕内に上がったのはうれしい話。

 東8枚目で2勝4敗9休だった北青鵬の幕内据え置きの可能性があり、その場合は尊富士が十両にとどまることだっただけにうれしい。今後の期待がかかる。

 十両昇進は初場所終了の3日後に4人が発表されていたが、東12枚目で5-10の千代丸が十両に残れなかった。同じ部屋の千代栄とどちらかが当落線上だったが、千代丸が落ちた。千代栄は首1枚つながったが、2場所連続14枚目で負け越ししながら十両に踏みとどまった。これは運が良いとしか言いようがない。

 ただ運も実力のうちと言って良いかも。

 最大の注目は尊富士が十両を1場所で通過したことだ。幕尻ではあるが、成績次第では上位との対戦も十分ありうるので楽しみ。

 先場所新入幕だった大の里は西5枚目に上がった。5枚目ともなると上位総当たりの位置だけにこれも楽しみ。

今から春場所が待ち遠しい。