オリンピック最終予選。第3戦日本86-82カナダ

 日本(世界ランク9位)が辛うじてカナダ(5位)に勝ち、オリンピックの代表権を手にした。この日はBS1で22:50~生放送。次の日休みだから録画もせず珍しくオンタイムで見た。

 日本は、平均身長が大きく上回るカナダに対し、序盤からリードしたが、第3クオーターで一時リードを奪われた。その後すぐ逆転してからはリードを許さず、粘り勝ち。

 この試合で光ったのは山本。チーム最多の21点。ポイントカードの宮崎も良かった。エブリンとステファニーの姉妹や高田も活躍した。

 カナダはスタメンで出ていたコリーが5ファウルで退場し、第4クオーターの初めころにいなくなった。これが日本にとっても良かったはず。

 日本女子は3大会連続代表。自力で男女同時に代表権を取ったのはモントリオール以来48年ぶり。

 この最終予選は、ハンガリーで行われ、スペイン(4位)と地元ハンガリー(14位)とカナダと日本の4か国中3位に入れば代表権を取れるという大会だったが、2試合を終えて全て1勝1敗で最終日までわからない状態だった。

その試合は見ていなかったが、日本は初戦で世界ランク4位のスペインに勝ち、10日ハンガリーに勝てば代表が決まるところで、第1クオーターで9点リードし、決まったかと思ったがまさかの逆転負けで、残りランクが4つ上で過去の対戦成績が3-6と分が悪いカナダ相手だったのでプレッシャーがかかっていた。

結局落ちたのはハンガリー。ハンガリーは日本-カナダの後、スペインと対戦し22点リードをしていたが、まさかの逆転負け。開催国だっただけに選手もファンも落胆が大きかったはず。

 日本は12人中6人が前回東京のメンバー。1度引退していた吉田が36歳ながら現役復帰し、今回は存在感を出していた。東京五輪の活躍を認められ、その後WNBAでプレーした町田も今回メンバーにも入っていなかったので、本大会でのメンバーがどうなるかも楽しみだ。

 元々女子に対しては関心が薄く、代表戦さえあまり見なかったが、関心を持ち始めたのはやはり朝霞六小出身の本橋がいたから。そして日本女子が東京五輪で快進撃をし、決勝まで進んだことにより関心がさらに高まった。

 最近は緊張感を持って見られる国際試合が少ないだけに昨日は十分楽しめたと同時にオリンピック出場を決めるところを生放送で見られて良かった。