西武0-2ヤクルト。石川が5回3分の2を無失点で今季2勝目。

 5回に1死1,2塁から7番中村がセンターへタイムリーを打ち、先制。9回表には2死1,2塁で1番山田が左中間へエンタイトル2塁打を打ち2点目を上げ、これが、効いた。

 石川は前回7回2失点負けの後抹消されてたこの試合は中10日の登板だったが、自軍の守備に助けれらた。初回は青木が源田のレフト線よりの打球をスライディングキャッチ(抜けていれば無死2塁のピンチ)、3回裏2死で源田のレフトへ抜けるかと思うあたりをショートの武岡が好捕し、しかも1塁へ送球しアウトに、4回裏1死ではマキノンに抜かれそうな当たりを青木が今度は背走キャッチ、5回裏1死2塁で平沼の1塁線を抜きそうな当たりをオスナが好捕。この当たりは取る直前にイレギュラーもしたが、捕った。これが抜けていれば同点にされていて石川の2勝目はなかっただけにこの試合の最大のポイントだった。

 次のポイントは、6回裏2死で、ヒットを打たれた時石川をスパッと(大西に)代えたことだった。その時点で74球だったからまだ力は残っていたかもしれないが、監督の良い判断だった。

 他には5回表青木が粘って四球を選んだのも大きかった。これがきっかけで中村の先制打につながった。(この日は5番が青木で、6番がサンタナ、7番が中村、8番オスナだった。)

大西は簡単にショートゴロで切り抜けた。ヤクルトは、7回が星、8回が清水、9回が田口だった。石山がいないのでこれが今の勝ちパターン。

西武の先発は今季防御率トップの高橋。前橋育英の時、夏の甲子園で優勝し、もうプロ9年目。150㌔を超える速球もあるが、落ちるカーブの切れもよく、すっかり成長していた。

 試合後石川がインタビューを受けていたが、石川はこれで通算185勝。

また前日ソフトバンクに交流戦最多勝に並ばれていたが、勝ったことで再び単独最多となった。

学年は1年下だが、高校時代に甲子園で対戦し、1つ下の世代で唯一現役を続けている和田の活躍も励みになっているはず。

 前回の日ハム戦は負けたが、7回2失点だったので、この調子でいけば200勝も無理ではない。今日も緩急をつけながら低めに球を集めていた。

 去年同様投げたら抹消され、抹消期間の10日が経過してから1軍に復帰して先発の繰り返しだが、できれば抹消せずに中6日で投げさせるべき。そうすれば今季中に通算190勝も十分可能だ。今季中に190勝まで行ければ200勝も見えてくる。