五感を使った記憶法は昔の忍者もやっていたそうなんですが、これがかなり強烈なんですが、
忍者と言えば敵のあらゆる情報を全て完全に伝えなければいけないとても重要な役目でした。
テープレコーダーもカメラもない当時。敵地に忍び込み、屋敷の天井裏に潜んで、敵の話、
顔、格好、話し方などをすべて覚えなければなりませんでした。
どんな顔つきだったか?
太っているか痩せているか?
顔の輪郭は面長なのか卵型なの
これらを覚えるのは簡単にはできません。
メモなんて取れないし、自分の存在がばれないように意識したり話に意識したりと
一気にさんざんのことに意識を向けなければならないんです。
普通に考えたら全てを記憶することなんて不可能です。
では、忍者はどうやって記憶したのでしょうか?
まず、重要な話のポイントに関しては、彼らは短刀で手に傷をつけたそうです。
話のポイントでグサリグサリと体に傷をつけて、手を傷だらけにしたそうです。
その痛みが強烈な記憶になって残るんです。
思い出す時には、まず最初にイメージを思い浮かべます。袴にシミがあったかとかそういうようにポイントポイントから全体像を思い浮かべ、話の内容に関しては表情や仕草などとセットに覚えることによって思い出すんです。
重要で忘れてはならない部分に関しては手の傷と痛みから記憶から話を再現させるんです。
このように感覚を生かした記憶法は当時から行われていたのです。