ハイツ友の会解散からの「わーきゃー」という言葉を知った。

わーきゃーとは「ネタを純粋に楽しむよりも、ワンフーとして対象をアイドル的に楽しむ騒がしいファン」というような意味であるらしい。

言葉の定義について調べたのだが、スラングなので「というような感じ」ということしかわからなかった。

だがまあ、そんな感じだろうということは語感から感じていただけると思う。

 

ざっくりとネット記事などを読ませていただいた私の感想だが、芸人はわーきゃーを嫌うものらしい。

わーきゃーがつくと、変なところで騒ぐために劇場のグルーブ感が失われてネタが死ぬからという理由らしい。

 

私は芸人ファン歴は非常に短いので幸いにもまだわーきゃーに当たったことがない。

だから本当のところはわからないのだが、アイドルファン歴は長いので感じとしてはなんとなくは分かる。アイドルはむしろコールアンドレスポンスとしてわーきゃーを楽しむ文化だが、私からするとお約束として騒ぐのはちょっとわからないなと思っていたので。

 

これは全く私の個人的な感想だが、商売としては顔ファンとかわーきゃーとかある程度ついてくれた方がありがたいんじゃないのか?と思うのである。

 

確かにネタが受けた時の、そのギャンブルに勝った高揚感は他のものでは変え難いのかもしれない。

 

けれども商売とはある程度固定収入がないと成り立たないものではある。

ネタが面白くてもそうでないくても安定して推してくれる、動員を確保できるのは大変ありがたいことである。

 

確かにわーきゃーは一過性だろうし、旬を過ぎたら萎んでしまうバブルかもしれない。

しかし稼げる時に稼いでおいた方が良いと思うのだ。

むらっけのある商売だから。

 

ある程度貯金があるからこそ、大きな勝負に出られるのだ。

ジリ貧は芸も小さく貧相にする。

余裕って大事なのだ。

 

でもそれを嫌うからこそ芸人という人生をBETするような職業を選ぶのかもしれない。

 

その人生のヒリつきを味として楽しめる日が私に来るだろうか?

さて。