円安→円高への転換点を超えたはずでしたが・・・突然の円安進行!

いったい、何があったかと言うと、またしても、日銀による円安誘導!

副総裁が「金融市場が不安定な状況では利上げをすることはない」と発言。

今回のように円安が急に進行する時、背景には日銀が存在するのです。

参照:日銀、またしても、円安を誘導!:本日2本目

そんなに日銀は円高が嫌いなのか?

 

最近の日経平均株価は円建よりドル建の方が変動が乏しく

こうした状況では円安により高騰へ、円高により下落へ向かう傾向があるようです。

例えば、日経平均株価が200ドル程度で落ち着いていたとしても

1ドル150円から1ドル100円になるだけで3万円から2万円に下落します。

ですので、日銀は円高に伴う株価の下落を嫌っているのかもしれません。

と言うか、政府からの圧力???

 

そうしたことはさておき、見極めるべきは円安の上限。

1ドル147円に近づいて弾き返されているところからすると

このあたりが上限なのかもしれません。

 

追記:ドル建の方が株価変動が乏しいのはなぜか?

自分は株取引の専門家ではないのですが、推測してみます。

株価3万円・1ドル150円ならドル建で200ドル、この時に株式を購入したとします。

株価3万円のまま1ドル100円となればドル建で300ドルですから

ここで売買差益を確定すべく売却が増えれば株価は下落していきます。

株価2万円まで下落すれば1ドル100円なのでドル建では200ドル。

更に売却を進めても売買差益は生じないため、このあたりで売却は収まるでしょう。

最初と最後だけ見れば200ドルのまま3万円から2万円に下落したことになります。

単純に考えると、こんな感じなのではないでしょうか?

なお、ドル建で取引を考慮しているのは海外勢、特に、海外投機筋。

彼らは日本の株価を上下させるくらい影響力を持っていることになります。