排出権取引のビジネスチャンス(次の会議に期待)
排出権取引について
EU-ETSというのをご存じでしょうか。
EU-ETSは、簡単にいうと、EUの排出権取引制度です。
2005年1月に始まって、もう5年になりますが、
現時点の特徴を簡単に書きます。
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【現時点の特徴】
(1)各企業(最初はエネルギー業界)にCO2排出量の上限枠を設定
(2)その上限枠以内にCO2の排出を抑えた場合は
抑えた分を他社に売れる
(3)売れる排出権は次年度に持ち越しできない
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1時期、上記排出権市場で
CO2が1トンにつき、30ユーロ(約4000円)で取引されていました。
上限枠を超えた場合は、罰金が1トンにつき40ユーロだったので
妥当な値段だと思いますが、最大40ユーロまで上がったとたん、
設定した上限枠が緩かったため、上限を超える企業がなく
1ユーロ未満(ほとんど0ユーロ)まで値が下がったようです。
つまり、市場原理を使ったCO2排出削減の試みは失敗?
次こそは失敗しないよう下記試みがあります。
次回は2009年12月 デンマーク コペルハーゲン
COP15(15回目の会議という意味)にて、下記を期待します。
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【次の会議の期待】
(1)各企業にCO2排出量の上限枠を(年々)厳しく設定
(2)上限枠超過の罰金を厳しく(多く)する
(3)さまざまな業種の強制参加(年々業種が増えます)
(4)売れる排出権を次年度以降に持ち越しをできるか否か
(5)植林活動をCO2吸収として排出権市場に参入できるか否か
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ここで、(4)と(5)には是非期待したいと思います。
(4)は、また上限枠が緩すぎて排出権の値が極限まで下がったら
企業努力を評価してあげれないため、
・最低値で国が買い取るか
・税金免除をしてあげるか(環境税の減税など)
・次年度以降に持ち越し可能とするか
をして、値下がり防止をすべきだと思います(方法はいくつもあります)
(5)は特に期待します。
なぜなら、(5)によって、巨大なビジネスチャンスが生まれるからです。
それでは、次回、
植林活動がCO2吸収として排出権市場に参入できたときの
(複数の)ビジネスチャンスを次回説明します(かなり期待できます)。