自分は1980年代に生まれ、関東圏内で生まれ育ったエホバの証人(以後JWと表記)2世です。サトウと言います。簡単に経歴を紹介しますと、生まれて初めての記憶は奉仕中(苦笑)、中1の時に母親に半ば無理やり背中を押され神権宣教学校に入学、その後開拓者にもならず、バプテスマも受けずに高1で組織を去ります。

 

集会に通っていた当時から一貫して、霊性はとっても低かったです。一貫して自分の心に神の存在は、なかったと思います。母親の意に沿う生活をしなければ大変な事になってしまうが故に(例:叱られる、鞭を受ける等)、親の言う通りに生きてきました。自分の場合はたまたまそれが宗教だった訳です。特異な背景ではありますが、集会のない少女時代は経験した事がないですし、宗教活動と一緒に暮らす事は自分にとっての当たり前の生活の一部でした。

 

信仰心が芽生えなかった故に、親の目の前以外では神に祈ることはありませんでしたし、集会も嫌々行く姿勢で、途中からは成員とのコミュニケーションを目的に切り替えたと思います。ノートも取るように母親から繰り返し言われましたが聖句のメモ以外に何を書けばいいのかわからず、途中からとるのを辞めました。学校の先生への証言も小学校低学年の時に何回かしましたが、後は思う事があり、何もしませんでした。

 

そんなJWとしては全く成熟しなかった私ですが、JW時代の周囲を含む、JWのリアルを発信したくブログを始める事にしました。組織に十数年関わりを持ち、母親も現役でいるとなると、見聞きした情報を伝える、組織の実態を伝える事にも意義があるのではないかという考えからです。この宗教の信者は日本で約200人に一人の割合で存在します。一つの中学校があったら一人か二人はJWがいるんです。自分と同じような体験をする人が一人でも減らせるように、そして現在勧誘を受けている人がいたら断わられるように、そんなささいな思いもあります。

 

制約の多い生活にいろいろ思う事があり、自分は高校1年で組織を離れ、大学を卒業し正社員の仕事を続けています。仕事しつつ、元JWの人が体験を本出したり、WEB記事として発信されている方がいらっしゃった時は、自分も目を通すようにしていました。中にはカルトと呼ばれる記事もありましたが、組織に身を置いてた立場からは、“あの人達はそんなひどい事をするような組織ではないのではないか”とエホバの証人組織を擁護するような考えが頭によぎる事もありました。関わってきた方達は皆親切で、当時の印象から、悪とのイメージに大きな距離があるように感じられたものです。

 

2021年、ふとした事でエホバの証人というキーワードで検索しました。そこで衝撃の事実の数々を目にし、開いた口が塞がりませんでした。そこには、反社会的と言われても仕方ないようなことを常識から逸脱した行為をJWの組織がしている事が判明したからです。組織に身を置いていた時に抱いていた組織に対するクリーンな印象は見事に消え去りました。(詳しくは書きませんが、アメリカやオーストラリアでの性的虐待裁判や、裁判所に対する態度、罰金逃れとも判断できる海外送金や組織体制構築等です。

 

もはやJWは犯罪組織だと思うので、正直この世からなくなってほしいです。。。

 

JWというキーワードをテーマをもとに見たこと、感じたことを発信していきますので、読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。