ちとマニアックなシリーズ?の後編です

奇特な貴女様だけ…お付き合いくださいませ!笑

 

後編の内容は

 

③ゼオライトや麦飯石ってどういうことに使えるの?


④ゼオライトを飲食するってどうなの?


⑤ケイ素関連サプリへの疑問(シリカシンター含む)

 

です。

 

 

前編

①ゼオライトってなんぞ?

②ゼオライトと麦飯石の違いは?

をザザッとお読みいただいてからの方が分かりやすいです


 



 

前編とは異なり、

 

後編はひたすら

私の個人的な体験談・感想です!

独断と偏見に満ち満ちております

 

化学のお話(超初歩)が好きで

石や微生物などを観察することが好きで

アレコレ試してみることが好きな

 

私個人の感想と意見です。

「サンプル数1」ですので、

その点くれぐれもご了承ください。


 

一番確かなのは

自分で試してみること、試してみて感じたその「感じ」を大切にすることだと思います。

 

なんかイイ、なんか違う、気持ちイイ、イマイチ乗らない、

など、自分の「感じ」に敏感でいると

 理屈は分からなくても

大体いつも一番いい選択ができるような気がしています。

 




 

 

今回は異常に長いし、はっきり言って読みにくいです笑!

大きい文字をザザッと読まれて、もし気になるところがあれば、止まっていただければ幸いです🙇‍♀️

 

ではでは、後編スタート!

 




ゼオライトや麦飯石ってどういうことに使えるの?

 



 

ゼオライトの活用法をネットで検索すると、出てくるのは下記あたりかと思います

 


*園芸や畑(土に混ぜる)

*空気の除湿・調湿(靴箱に置く、部屋に置く)

*空気の脱臭(アンモニア臭を取る)

*水質浄化(アクアリウムの水槽など)

*飲料水の浄水フィルター

食品添加物やサプリとして飲食(ペットフードなど)

 

 



 

対して石英斑岩・花崗斑岩などの岩石(麦飯石や”きららの石”など)の活用法を検索すると、下記あたりが出てくるはずです

 


*園芸(植木鉢に混ぜる)

*ご飯を炊く際に一緒に入れて炊く

*食材を焼く際にグリルに敷く(焼き魚など)

*飲料水の浄水・脱臭

*岩盤浴などの際に敷き詰める

*温めて身体に当てる

麦飯石に関しては漢方薬として服用されていたという古文献有り現在も服用されているかは不明

 




 

こうして見ると、ゼオライトと麦飯石、近い活用法もありますが、結構異なる使い方もありますよね!

 



化学組成はケイ素たっぷりアルミニウムそこそこという点で共通するものの、石というのは、微量元素の違いが実際にはかなりの違いを生み出します


 

また、鉱物・岩石は、その採掘地がとても重要です。


それ単体だけでは分類が難しい場合もありますし、同じ種類の岩石・鉱物でも、採掘地によって異なる効用を持っていたりします。採掘地とセットで査定・判断されるのが石の世界です。

 

 






話を戻しまして、、、




 

上記に紹介されているような家庭での活用法を、可能な範囲で試してみました!

その結果、感じたことを書きたいと思います。

サンプル数1の独断と偏見


*私は麦飯石は所有していないので、ゼオライト(=モルデナイト)きららの石で試しました


 

ゼオライトや岩石を土に混ぜて園芸&畑に活用するという王道(?)の使い道については、私は全く分かりません(笑)試したことがないからです。それ以外で色々してみての感想です。

 




 

除湿・調湿・脱臭の効果について

猫のトイレのそばに置いて、空気中のアンモニア臭除去の効果を確認してみました。


また、玄関の靴置き場のそばも同様に試しました。

 


その結果、


竹炭を置いていた時と比べて有意な違いは感じられませんでした。

 

何も置かない時とも比較してみると、置いた方が除湿消臭とも多少良い感じでした。


 

であれば、竹炭の方が好みというか、、、ゼオライトが置いてあるよりも、竹炭が置いてある方が単純に気分は良かったです笑

 


ゼオライトも竹炭も、湿気ったまま&臭い成分を吸着させたまま放っておくと私はむしろ気分が下がるので、


置くからには定期的に(できればこまめに)お手入れをした方がその場の良い雰囲気を保てると思います。

 

調湿用ならば、ゼオライトは軽くすすいで天日干し、竹炭は煮沸して乾燥(天日なら尚良し)です。


私は竹炭の方が扱いやすいので、ゼオライトを置くのは結局やめました。

*湿った場所や臭う場所に放置して無視されている石ほど、不気味なものはないです!個人的に…

 



試してみて感じたのは、ゼオライトは水中にある時に最もその電気的イオン吸着能力・物理的吸着能力を発揮しやすい、のでは?ということです。土には水分があるので園芸や畑では効果的な気はします

 

 

きららの石や麦飯石にも同じことがいえると感じます。

実際、きららの石でもやってみましたが、空気の調湿作用・脱臭作用はさほど感じられませんでした。麦飯石もそうですが、多孔質ですし、化学組成上も多少の調湿・脱臭作用はあるとは思います。ただ実際に靴箱などで使用して顕著な効果がわかるほどではないのかもしれません。


きららの石は見た目がキレイなので、ゼオライトがあるより美的で気分は良いです。

ゼオライト↓見た目は砂利です


 

 

 


水質浄化・浄水効果について

ゼオライトを数時間以上浸した飲用水は、私個人的には「マズイ」のひとことでした💦

 

イオン交換能が発揮されているとわかる超軟水になるのは確かで、アルカリ性から微妙に酸性寄りに傾きます。中性寄りに、という方が正確かも。「酸性」にはなりません


なんというか不自然な味というか、軟水過ぎるのか?気持ち悪い水だなと感じてしまいました。

 

ゼオライトの後で竹炭を長時間浸すと、水の気持ち悪さはなくなりますが、竹炭だけの方がすがすがしく感じました。市販されているゼオライトが含まれる浄水器も、必ず活性炭との併用なんです

 

水に対してどのくらいゼオライトを入れるかによりますが、1時間以内で引き上げないと、飲用ではない「精製水」ぽくなるというか。。。あまりにミネラル分などがない水は、動物として受けつけないのかもしれません…


 

ゼオライトで1時間弱浸してからの竹炭で6時間以上浸す、という浄水をしばらく作っていましたが、だんだんと面倒に…💦

 



飲用水の浄水におけるゼオライトのウリは、イオン交換能によるセシウム吸着ですが



「あ、水道水にセシウムが入っている!」って分からないし


「あ、ゼオライト入れてセシウムが抜けた!」という実感も無いので


 

それでいて味がマズイので、ゼオライトで飲用の浄水を作る良さが体感できず……やめました。現在、竹炭のみ


 

ただし、実際に水道水にセシウムイオンが漂っている場合、吸着されてはいるとは思います。実感はないだけで

 

「水や空気の放射能汚染」って普段暮らしてて実感することができないですよね😅放射能による健康被害を自分が受けているのかどうか、感じることができないです。体感できない=無い、とは思いません。だからマンモグラフィーも受けないし💦体感できない=分からないです。

 

ちなみに、私の理解不足で、「放射能」というものが、どこ読んで考えても、いまだなかなか腑に落ちないんです…しっくりこないです。

 

 



飲用だけではなく、

洗濯用ネットに入れて1ヶ月間ほど、ゼオライトをお風呂にも入れてみました。

 

ゼオライトはモース硬度が低めなので、毎度毎度、浄水ボトルや浴槽の底に粉末が溜まります。

 

軟水になるのでまろやかなお湯にはなりますが、やはりなんとなく気持ち良くなくて、やめてしまいました。


きららの石もお風呂に試してみました。ゼオライトのような気持ち悪さは全くなく、お湯自体はいい感じでしたが、浴槽に硬い個体を入れるのが好みではないことがわかり、やめてしまいました。

 

お風呂に竹炭、も試して、同じ理由でやめました。

ミカンとか葉っぱとかをいれるのは好きなんですが

 

 


ゼオライトや岩石を飲用の浄水に使用する場合、衛生面に注意する必要があります


特段の自浄作用もないですし、多孔質なので、放置しておくと細部に雑菌が発生しやすいのでは?と思います。

 

「常に水が流れている」のであれば別ですが、ボトルに入れて置いておく使い方なら、こまめに煮沸や天日干しをしたいところです。竹炭も同じく

 



ちなみに、売っている天然ゼオライトは、ほとんどが高温で焼いてから商品として出しているはずです。

 

ゼオライトは保水性が高く、採掘時は水分を多く含んでいます。高温で焼くことで、殺菌されると同時に含んでいる水分が飛ばされます。


それにより多孔質化し吸水性が上がりますが、モース硬度も下がります。

 

ネット上で検索すると、天然ゼオライトのモース硬度は4〜5と出てくるかと思いますが、おそらく焼く前の硬度が表記されているのでは?と推測しています。


 

つまり、私たちが購入する天然ゼオライトは(シリカシンターも)石としては結構柔らかいので、使用上の摩擦で常に粉が発生してしまいます。それがイマイチ家庭使用では使い勝手良くない💦

 

 


 

ゼオライトでは役不足な

温熱系の活用法について

土への使用以外であれば、ゼオライトより麦飯石やきららの石などの岩石の方が、家庭では使い勝手が良いと感じます。

 

なぜなら、微量な多種元素が含まれた石英系の岩石は熱を加えることで周りの空気の波長を変える力があるからです。この使い方が、石の恩恵を一番受けられる関わり方だと思っています

遠赤外線効果だったり



 

お風呂に入れると身体の保温効果があったり

(お湯の軟水化というよりも保温効果に優れる)

 

食材を焼くときに下に敷くと美味しく早く焼けたり

 

ご飯を炊くときに入れたり私は竹炭

(使い勝手の良い大きさや形であれば)

 

石を温めて身体にあてたり

(ストーンセラピーありますね)

 

岩盤浴もそうですし。

 

ゼオライトにはこのような性質・効果はほぼないはずです

(と個人的に断言します。理由は長いので割愛。そもそも柔らか過ぎる)

 

 

 



ゼオライトを飲食するってどうなの?

 


天然ゼオライトは、アルミノケイ酸塩の一種で、ケイ素とアルミニウムが酸素を介して結合しています。


その結合は、水に浸すだけでは解けないです。

100%とはいいませんが石はどんなに粉末にしても、そのままでは水には基本溶けないはずです。

 


つまり

 

原子の化学結合が簡単に取れてイオン化したりしないので、


ゼオライトを食べたり飲んだりすることで、アルミニウムを体内に摂取することになってしまう心配は、あまりいらない気がします

ゼロとは言わない

 


それは同時に



ゼオライトの飲食でケイ素を摂取できるとは考えにくいことも意味します。

ゼロとはいわない

 



ただし


 

消化器官に入ったあと、胃酸などにさらされたり複雑な体内の消化活動の中で、何がどうなっていくのか、私には本当に想像がつきません。

 


なので

 

あえて「サプリメント」として何らかの栄養効果を期待して石を摂取する意味がわからないんです

 



ゼオライトという鉱物を飲食する理由があるとすれば


 

食べ物ではないもの=体内で消化できないもの

 

を摂取することによってデトックスを期待するというくらいですが、クレイ(泥)を飲む、というのもありましたね

 


それなら


 

私たち動物と同じく炭素でできた竹炭のパウダーの方が、安全で親和性が高いのでは?と思うのです。

 


ゼオライトの飲食でケイ素は摂取できないと思います。

 

 


 

ケイ素関連サプリへの疑問

 

 

上記③④を踏まえて、

 

シリカシンターは「天然」アルミノケイ酸塩焼石です。

 

私、購入後、この「天然」の文字を見て、

「あーしまった!やられた!」と思ったんです。

 

天然、ということはつまり「どこかで採掘した石」に商品名をつけているだけということを意味します。

 


そして


天然石は基本水に溶けないのです

岩塩は別です(岩塩も鉱物)

 

「人口」石と記載があれば、まだケイ素が溶け出すロマンを感じることができたかもしれません笑 見た目は完全に天然ゼオライトですが💦



 

シリカシンターを飲食すること

天然ゼオライトを飲食すること

 

だと思います。個人的見解ですと書いておきます

 



 

巷には

 

ケイ素水(濃縮タイプ&ストレートタイプ)


パウダー状のケイ素サプリ

 


いろんなメーカーから販売されていますよね😳


 

原料は、

 

水晶または植物や籾殻などのようですが

 

少し興味を持って調べると


??という点が出てきました💦

 



例えばケイ素水(シリカ水)、


成分表を積極的に出していないところ

多いですね🤔


商品画像にも成分表の部分を写していなくて、

メーカーのHPでもなかなか無くて、


ネットで検索かけて

やっと成分表が写っている画像を見つけたり。

 

それで内容見るとびっくり、とか。

ケイ素はppm表示で、

それ以外の元素はほとんどmg表示とか。


ppmと記載がある場合は、

原則として溶液1ℓあたりの溶質の量を示すので

1ppm=1mg/lの意味になります。

他の元素は100mlあたりや500mlあたりのmg表示で

ケイ素はppmだったりすると大変怪しいなと思います。

ケイ素を多く見せている💦

 

あと、

ナトリウムの割合がミネラルウオーターのレベルを超えた突出した割合だった場合、水晶や植物からケイ素を溶かして抽出するために、なんらかのナトリウム溶液(強アルカリ)を使用していると考えるのが妥当です。ケイ素の量をはるかに超えたナトリウム量だったりすると、これってケイ素水なの?と思うのは私だけなのでしょうか?

 

食塩に換算すると大したナトリウムの量ではないよ?とうたっていたりしますが、それとこれとは話は別です。

例えば、かたや塩化ナトリウム(お塩)溶かした溶液、かたや水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を溶かした溶液。仮にどちらも溶液中のナトリウム量が同じだとしても、片方は単なる塩水ですので飲めますけど、片方は劇物ですから💦

 

ナトリウムが含まれていること自体は問題ないのです。私が好きで時々飲みたくなる天然微発泡の硬水にもナトリウムは含まれています。溶液中の割合がポイントです↓





メーカーHPの説明も奇妙だったり😅

 植物由来でも水晶由来でもとにかく説明が奇妙なケイ素水やサプリが多すぎてびっくりです💦

理系のお客さんとか何も思わないのかな??パウダー状(固形)のケイ素サプリも、私なら購入しません…何由来であっても。

 





そもそも


ケイ素というものを単体で摂取する、というのが化学的に考えるととても難しいことだと思います。

 

ただ、シリカエナジーという商品は、成分表もオープンですし、その内容もすごいなと感じました。どのような技術で可能としているのか、私レベルでは想像を超えていますが…




 

私はヨモギのパウダーがとても好きで、時々食べたくなるし食べると調子が整います。


ヨモギはケイ素が多い植物のようですが、「ケイ素を摂ろう」という考えで食べたことはなかったです。

 


 



ケイ素サプリ、水素、酸素、ビタミン系でも

 

本物の商品、素晴らしい商品は、個人的にはあると確信しています。


ただし、結構レアだと思うんです。


だから出会えたのなら素晴らしいことだし、体感で「良い」と違いを感じるはずだと思っています。もしもそうでないなら…イメージや知識だけで摂っていないか、誰かがおすすめしているから摂っていないか、自分の身体に聴いてみた方が良いなと思います

 


この「結構レアだろう」ということを忘れずに

 

そういう目で商品を見る、調べる、ということが大切だな…と、胸に刻みました。

 

 

はっきり商品名などを挙げた意見を書かずにすみません🙇‍♀️化学者でもなく、実際に購入して比較していないのでうかつに書けないからなのですが、異常に長文な割にあまりお役に立たなかったなあ…と思います。

 

こっそり個人的にお話したいようなことは、今回調べて色々出てきましたが、ブログではこれが精一杯でした🙇‍♀️

 



最後まで読んでいただいた方、もしいらっしゃいましたら…ほんとスゴイです!笑

本当にありがとうございました🙇‍♀️💕