きぬぱーくです＊
ベトナム旅、2日目🇻🇳
長くなったので、前回の続き＊
この博物館には、一つ一つの手仕事が詰まった
伝統的な衣装が沢山展示されています
細かな柄にみえるところは全部刺繍！
素晴らしい伝統文化です＊
黒にみえる地の色は藍染。
日本で、ここまで深く黒に近い色に染めるとなると
かなり高額になってしまうもの。
藍染の色素は、染めた時に
生地にくっついた分だけ減っていくので
貴重なんですよね〜。
こちらは、ヨーク風に襟元にまあるく刺繍を施してあって可愛らしい＊
こちらは、藍染の地色に、同色の糸で刺繍されてる民族の衣装。
濃紺に濃紺の刺繍を重ねるなんて素敵！
刺繍糸は草木染めした糸で施されているのだけど、
そうとは思えないくらいの鮮やかな色彩の染め色で
藍染に映えるんですよね
生地も麻の栽培から始まり、繊維を割いて糸に撚るまで、全てを人の手でやってるの。
街中で民族衣装着て歩いてる人たちは
腰に付けた袋から麻の繊維を引き出しながら
糸を撚りながら歩いてた。
日々の暮らしの手仕事なんだなって思います。
織り糸の一本一本を割いて整え撚りあげて
生地を織る
藍を育てて、藍を建て
服に仕立てて、染め上げる。
絹糸を草木染めし
ひと針ひと針刺繍を生地に刺す。
自分や家族の為の手仕事には
人のエネルギーが宿ってる気がするんですよ。
想いを込めるとか、そういうことも引っくるめた
人間が持つ生命エネルギーの様なもの。
それをね、感じるんですよね。
長年着られたその服は
より一層魅力を増してきて、惹きつけられるの。
それは、長年着ている間に切れたり擦れたりしたのか
所々補修してあったり、別の生地に取り替えたりなんだけど、大切に着続けることに対する意識が共鳴したのかな。
醸し出す雰囲気がいい感じなんですよ。
服として、縫製技術やパターンの技術がどうかと言えば、そこまでのレベルでは無いかもしれない。
でも、比較するものでは無いのだと思うの。
何気ない線の縫い合わせでしか無いのだけど、論理的では無い線が、着ると不思議と雰囲気がある味のあるシルエットが出るのだから。
エネルギーを感じさせる、
生命力のある服。
私もこの様な服の作り手になろうと思ったのでした。
きぬぱーく
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きぬぱーくが解説しますよ＊
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