朝5時に起床。荷作りをしてユースホステルを出発。モンサンミッシェルから帰って来るのは20:30。それからまた別のユースホステルを探すことになるが、いたしかたない。
集合場所のマイバスには7時集合。なのに一時間も早く着いてしまった。
近くのカフェでカプチーノとホットドックを食べる。カプチーノはフワフワだし、カリカリフランスパンにチーズがたっぷりのプリプリソーセージ。美味い。

こんなに日本人がパリにいたんだと驚くほど、集合場所には日本人の観光客でごった返していた。で、ここで問題発生。
雪のために一部高速道路が閉鎖される可能性がある。モンサンミッシェルの近くまで行けても最悪、引き返すかもしれない。しかもツアー代金も返ってこない。キャンセルするなら今ですとな。。。
ツアー代金は€155。決して安いわけではない。がしかし、また改めてフランスに来て、モンサンミッシェルを目指すことを考えると35人のうち7人がキャンセルするなか、思い切って参加する。不安をかかえながら、バスに乗って出発。
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いやー、皆さんは勇気がありますね。がんばって私たちも普段とは違うルートを取ってモンサンミッシェルを目指します。とガイドさん。

はい。是非ともそうして欲しい。

閉鎖される可能性がある高速道路を迂回して、バスは田舎道を走る。
隣に居合わせたTさんは日本の住宅会社でデザイナーをしていて、一年に一度は休みを取って世界中の建築物を見て回っているそうだ。嬉しそうに民家を写真に撮っている。その土地にはその土地に合った住宅があるとTさんはいう。なるほど。説明を聞きながら私も民家に目をやる。
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モンサンミッシェルまではバスで4時間半。楽しいバスの旅になりそうだ。

途中でトイレ休憩。バスに戻るとガイドさんが
皆さんの勇気が届いたようです。
モンサンミッシェルにたどり着けそうです。いや、私もホッとしました。
と話す。
本当に私もホッとした。
モンサンミッシェルに到着。
パリを出る時にはどんよりとしていた空はスッキリと晴れていて、とても綺麗。すぐに昼食。
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名物のオムレツとりんごで作ったシードルというお酒
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魚料理
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りんごのタルト。普段は一時間かけてとる昼食タイムを30分に短縮してガイドさんの説明を聞きながらモンサンミッシェルを見学。ガイドさんはフランス政府公認のガイド。フランスの歴史からモンサンミッシェルの建築方法、事細かく説明してくれる。Tさんも補足でわかりやすく説明してくれる。一人でふらりと来るより、断然楽しい。
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修道院を見学した後は、フリータイム。Tさんとささっとお土産を買い、モンサンミッシェルを遠くから見ようと海岸線を歩く。バスの出発はもうすぐ。もう帰らなきゃいけない。
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今度は前もってモンサンミッシェルにホテルを予約しよう。そして、ゆっくりゆったり時間を過ごしたい。
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帰りのバスの中でもTさんと楽しくおしゃべり。トイレ休憩で立ち寄ったサービスエリアで別の観光会社のガイドさん(この方も日本人)が大量にあるカマンベールを買っている。
それ、美味しいんですか?
と聞くと
そーなのよ。このカマンベールはここでしか売ってないから、私、いつも買うの
と言われ、とりあえずひとつ買ってみる。Tさんにも報告。一緒にモンサンミッシェルを回った他のツアー客にも報告。帰りのバスの中ではこのカマンベールを持った人が結構いた。(笑)

無事にモンサンミッシェルもたどり着け、パリに戻った私に残った問題は今日泊まるホテル。でっかいリュックサックを背負った私を見てTさんが心配してくれる。何かあったら、電話してと連絡先をくれる。昨日、パリを案内してくれたかおりさんもホテルが決まらなかったら、連絡してねと言ってくれた。
みんな、優しい。

ありがとうと言ってTさんと別れて地下鉄に乗り、目をつけていたユースホステルへ向かう。
Crimee駅
St-Christopher's Paris Hostel
つたない英語でベットは空いているかと聞く。イケイケのお兄さんが大丈夫と受付をしてくれ、無事に寝るところを確保。部屋にはブラジル、カナダ、オーストラリア、中国、日本。様々な国の女子部屋でした。ブラジルの女の子はとっても明るくて、今からこの部屋にパリに住んでいるブラジルの友達が来るから、一緒におしゃべりしようと誘ってくれる。BVJではルームメイトとはほとんど口を聞かなかったので、何だかとても楽しい。みんなでそれぞれお菓子などを持ち寄る。私はサービスエリアで買ったカマンベールを出した。1人では食べきれないし、冷蔵庫もないので、明日には食べれなくなる。みんなで食べれば尚、美味しい。

明日はいよいよウメのいるデュッセルドルフへ。




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