心の中で応援してくれている | 坊さんから教わったアトピーの治し方

坊さんから教わったアトピーの治し方

20代のとき入退院を繰り返すほど重症アトピー患者だった私がアトピーを完治できたのは、あるお坊さんとの出会いのおかげだった!?「アトピーは感謝しても治らない」「ステロイドをやめてもアトピーは治らない」お坊さんから教わった非常識なアトピーの治し方とは?

「すごいと思ったよ。闘ってたよな」

大学のときの先輩からの言葉。

丁度、ステロイドをやめたあとの、
リバウンドがひどかったときのことを
先輩はちゃんと見てくれていたのだ。

「あのとき先輩はどう思ってたんですか」

久しぶりに会った先輩に率直に聞いてみた。

ステロイドをやめる前までは仲が良かった。

ステロイドをやめて大学を休学したりして、
会う機会がほとんどなくなって、
連絡もとっていなかった。

当時、先輩は僕に何も声をかけて
くれたりしなかった。

アトピーのことには触れないように
している感じだった。

「上っ面な言葉は言えんかった」

同じ体験をしたことがない人からの言葉は、
すごく上っ面な同情に聞こえる。

先輩はそのことを知っていたのだ。

この言葉を聞いて、あらためて思ったけど、
アトピーのときは精神的にも辛くて、
いろいろなことを卑屈にとってしまう。

「かわいそう」だとか、
「大変だね」なんて言われようものなら、
すごく腹が立った。

気の毒そうにされるのが、
一番、嫌だった。

でも、逆の立場になって考えると、
周りの人たちも僕たちの気持ちが
分からなくて、もどかしいんだ。

なんて声をかけてあげればいいのか
分からないんだ。

だけど、ちゃんと見てくれている。

僕らが闘っていることを知っている。

心の中では「がんばれ」って
言ってくれている。

だから僕らも平気な顔をしていればいい。

いつかアトピーが治ったとき、
笑い話になって、お互いに、
分かりあえるときがくる。

明日も頑張ろう。