アトピーの辛さを誰も理解してくれないなら | 坊さんから教わったアトピーの治し方

坊さんから教わったアトピーの治し方

20代のとき入退院を繰り返すほど重症アトピー患者だった私がアトピーを完治できたのは、あるお坊さんとの出会いのおかげだった!?「アトピーは感謝しても治らない」「ステロイドをやめてもアトピーは治らない」お坊さんから教わった非常識なアトピーの治し方とは?

ステロイドをやめようと決意すると、
いくつか壁が立ちはだかる。

とくに周りの無理解というのが、
治療を思うようにすすませない
要因になる。

僕もステロイドをやめようと
模索をしていたときに、
いつもお世話になっていた医者に
相談をしてみた。

いつも親身になって話を聞いてくれて、
治療方針や処方されるクスリの説明も、
丁寧にしてくれるので、

高校生のときから5年間信頼して
通っていた先生だった。

女性の先生で僕の母親よりも、
いくつか下の年齢だったんじゃないか。

「先生、だんだんクスリを塗っても、
効かなくなってきていますし、

僕、ステロイドを使わない
治療をしてみたいんですが、
何かいい方法はありませんか?」

そういった途端に、
先生の表情が一変して険しくなった。

今までこんな表情は見たことがなかった。

「、、、なんでそんなことを言うんですか」

「少しずつ良くなってきていたじゃないですか」

決して声を荒げることはなかったが、
声や表情が先生の怒りを物語っていた。

「テレビやインターネットの影響で、
ステロイドを無理にやめて症状が悪化して
しまった人がたくさんいるんです」

「ステロイドを塗らないで肌がボロボロになって、
とりかえしがつかなくなっても
私は責任をとれませんよ」

結局、相談に乗ってもらうこともなく、
一方的に怒りをぶつけられただけだった。

「これ以上話をしていても意味がないな」
仕方がなく「ありがとうございます」と
お礼を言って立ち去ろうとしたが、

先生は「お大事に」と言うことも、
最後までこちらの顔を見ることもなかった。

先生の気持ちはよく分かる。

先生も何度も言っていたことだった。

「アトピーの治療法はありません」

「ステロイドを塗りながら症状を
コントロールするしかありません」

「とくに思春期の間はひどくなるんです。
大人になって症状が消えてしまう人もいます」

「いつかアトピーの特効薬が
開発されるかもしれません」

先生自身もステロイドを使った治療を
患者さんに勧める一方で、

ステロイドを塗りつづけるだけでは
アトピーが完治しないことは分かっていた。

そしてアトピーに悩む患者さんに、
根本的な解決策を与えることができないで
いることを歯がゆく思っているに違いない。

きっとこれまでも何度も私と同じように
ステロイドを使いたくないという患者から
相談をうけてきたのだろう。

それに対して明確な答えがないことが
先生ももどかしかったことだろう。

医師はときに患者を冷たく突っぱねることで、
治療方針を受け入れてもらおうとする。

それが説得をする以上に、
効果を発揮することもあると思う。

だから、先生の言っていることは
よく分かった。

でも、正直言うと、
当時大学生だった僕には
この医師の大人げない態度に

めちゃくちゃ腹が立った。

全然気持ちを理解してくれようともせず、
一方的に怒られて、感情をぶつけられて、
なんだか見捨てられた気持ちになった。

周りの看護婦さんたちも、
「ああ、またこういう患者が来たか」
と言わんばかりの冷たい対応だった。

うまく処理できないでいる
心のモヤモヤを振り払うようにして、
こう決意した。

「いつかステロイドを使わないで
アトピーを治すことができたら、
もう一度、先生のところに来てやる。

それでツルツルのキレイな肌で、

『先生、ステロイドを使わないで
アトピーが治りました。

先生があのときに突っ放してくれた
おかげで頑張れました。

ありがとうございます』

って言ってやる」

などという子どもみたいなことを
思ったのだった。

でも、この怒りが
「絶対にステロイドなしでアトピーを治してやる」
という強烈なモチベーションになった。

ステロイドを使わないでアトピーを
治そうと決意した人は、大なり小なり、
人に理解してもらえないという壁にぶつかる。

両親や兄弟、親戚、友人、職場の上司、同僚、
学校の先生、お医者さん、、、

「自己流の治療なんて危ないからやめなさい」
「お医者さんの言うとおりにしなさい」
「かわいそう、、、薬もらってきたら?」

無言でプレッシャーをかけてくる場合もある。

無関心という場合もある。

僕も父親に対して、再三、脱ステロイドについて
説明をして、理解を求めようとしたけれど、

「どうして俺がこれを理解する必要があるの?」
などと冷たく言われて、用意した本なども
全然読んでくれなかった。

実の親ですらそうなのだから、
赤の他人に理解をしてもらうことが
どれだけ難しいことか。

いずれにせよ、
この理解されないという辛さは、
本当にキツイです。

孤独に耐えないといけない。

でも、この孤独に負けて、そして、
すぐに結果が出ないことで不安になって、
自分の信念を曲げてしまったら、

再びステロイドを使い始めてしまったら、
すべては台無しになってしまう。

だから、どうか周りが理解をして
くれないことに負けないでほしい。

周りが反発をすればするほど、
うまくいく可能性もある。

もし、周りが「良い」というとおりに
治療をして本当にアトピーがよくなるなら、
きっとあなたはこんなにもアトピーで
悩むことはなかっただろう。

それじゃダメだったから、
ステロイドを使わない治療に
チャレンジしようと考えたはずだ。

周りの助言通りにやって
うまくいくこともある。

でも、それでダメだったのなら、
思い切って、周りが反発するような
常識外れのことをやってみるといい。

いつも「常識」というのは、
何年、何十年後になって振り返ると、
間違いだったということが多い。

昔、人々は「宇宙は地球を中心に回っている」
と本気で信じていたのだから。

常識はいつかくつがえるためにある。

そして日本のアトピー治療の常識も、
そう遠くない未来にくつがえってしまうと思う。

あなたがやってみようと思っていることは
間違っていない。

もし、周りの無理解が原因で、
自分の決意がゆらぎそうになったら、
いつでもこのブログを読んでほしい。

何か新しいことにチャレンジするときには、
同じ考えをもった仲間や先生を持つと
勇気がわいてきて、うまくいく可能性が高い。

僕もあなたと同じように
アトピーで悩んだ一人の患者だ。

ただ一歩先に完治に至っただけだ。

このブログでは惜しみなく、
ステロイドを使わない治療の情報を
公開していきたい。

押しつけるつもりは全くない。

でも、もし少しでもこのブログに
書かれていることに共感ができたら、
ぜひひとつでもいいので実践してみて欲しい。

あなたのアトピーが一日も早く
良くなることを心から祈っています。