創立６０周年となる国立劇場が総合ビルに建て替えられるそうで
今回の新春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記」が最後となります。
ご存じ、遠山の金さんの天下御成敗の痛快狂言を４時間に渡って
音羽屋一門勢揃いで賑やかに演じ、華やかな踊りで絞めます。
舞台装置は１０以上も展開され（あ、そういえば今回は回り舞台は使いませんでしたね。）それぞれの装置の見事さ美しさに目を見張ります！
毎度必ず、現代の流行物を取り入れた台詞が可笑しくて観客を沸かせます
去年流行りダンサブルな曲が無いせいか、うさぎ着ぐるみダンスだけ。
清元三味線奏者は今回はあのマスクを付けていませんでしたから、
気持ち悪さはありません。 （そうそう私のプラ・マスクも
許容されましたよ。なんてったって、４時間もじゃ苦しいですから…）
歌舞伎座公演をTVで見れば、相変わらずの黒い和風マスク・・・
それに、一応注意書きボードには×が書かれていますが、大向さんの「いよっ、音羽屋～」が何度も聞こえて来て、盛り上がった感じがしましたね～♬ そうこなくっちゃネ。
和服姿の観客を見るのも愉しみなんです。
何度か自分も和服姿で観賞しましたが、それはそれは覚悟が必要でして…('◇')ゞ
もうお仕舞！ 自分の服で参ります。
ただね、舞台の上の俳優さんの高齢化が気になりました。
私が音羽屋の新春歌舞伎を見始めてからもう２０年は経っていると思うと、
俳優さん達もそれなりに年を重ねて来ていますから…
声であの人だと直ぐに分かる筈なのに、最後まであれ？
どこに登場していたの？ なんて事がありました。
菊五郎さんも足取りがおぼつかない感じ、、、
菊之助さんが名代を継ぐ日が近いかもしれません。
通常７日までは手拭い撒きが行われるのですが、
昨日８日も手拭いが撒かれました！
まずは、年頭気分をタップリ堪能した歌舞伎公演でした。
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