今月の銀座エルメス・シネマはショート・ムービー３本立て
「幸せを作る日々」フランスで暮らす２人の外国人女性
中国系移民のメイは写真館のアルバイト、
ロシア系移民のオルガは自宅で再訪の内職で生計を立てている。
何の関わりも無い二人に共通しているのは、
移民としての（さえない現実とは違う（偽りの幸福）を演じている事。
かたや故郷の母の為に。かたや見ず知らずの同胞の為に。
「青い犬」パリ近郊の低所得者向け団地で暮す父と息子。
外の世界に堪えられず、自宅に引きこもる父親は家中のものを仰一色に染めてしまう。
「REEL-UNREEL」アフガニスタン、カブールの旧市街、
道端で子供達が映画のフィルムが巻かれたリールを転がす２人の少年。赤いリールを転がす少年はフィルムを解いて行き、青いリールの少年は其のフィルムを巻き取ってゆく。
二つのリールは路地や階段。市場や坂道、街中を延々と転がり続ける。
まるでフィルムが尽きることなく無限であるかのように・・・
どれも、考えさせられる作品でしたが、最後のフィルムのリールに
巻かれた映画はタリバンが一斉に取り上げて償却したと言われていたが、複製だったそう。
映画のフィルムの中に、沢山の人達がいるよ～♫ とはしゃぐ
子供達の興味津々の様子が心に残る。
ショート・ムービー３編 良い作品でした！
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★「たまの読書もいいものです」グループ
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