歌舞伎千秋楽に行く | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

ここ数日、喉の痛みが治まらないで咳き込みが不安なものの
友達と約束していた歌舞伎を見に出掛けました。

以前年末の勧進帳の弁慶を松本幸四郎丈が演じたのですが
千秋楽とあってか、カーテン・コールに応えてくれた素敵な思い出があるので
今回も千秋楽を狙ってチケットを購入しました。



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しかし、幸四郎丈ではなく中村吉衛門丈であり期待できないとは
覚悟の上、観賞しました。
やはりありませんでした。

演目も年末に多い「元禄忠臣蔵」です。

国立劇場開場45周年記念にと、新歌舞伎の作家「青山青果」の作品でした。
事件の発端から大詰めまでの代表場面を選んだ構成となっており
後に六代将軍家宣となる徳川綱豊が登場し、学問の師新井白石に打ち明ける胸中の悩み
浪士の一人富森助右衛門との間に緊迫したやり取りを通じ
正々堂々たる討ち入りへの綱豊の暑い思いが浮き彫りにされます。

実は、この場面が大変長い台詞のやり取りが続き俳優さんは
勿論大変だった事でしょう、私達はついコックリコックリ・・・失礼!

そして、もうかれこれ歌舞伎を見続けて7~8年ほど経っていますが
初めての経験は~、なんと台詞のつかえが3回ほどあった事です!
20数日続く公演の千秋楽で、俳優さん達はさぞやお疲れだろうと察しました。
しかも、ながいながい台詞が続くのです・・・



お芝居を見る前に時間があったので、半蔵門の前を通ってみました。

半蔵門(はんぞうもん)は、江戸城(現在の皇居)にある門の1つである。 ... 半蔵門の名称については、この門の警固を担当した徳川家の家来服部正成・正就父子の通称「半蔵」に由来するとする説が正しいようです。

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国立劇場のフォルムはいつ見ても素晴らしい美しさです!
大きく広がる校倉造りはカメラに収まりきれません。



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45周年記念の垂れ幕の前で、ピンボケです。

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千秋楽なのでさぞや混雑しているかと思いきや
少し席が空いていました。

以前にも報告しましたが、この劇場の
バック・ステージ・ツアーに招待されたことがあります。
スッポンの仕掛けや奈落のせり上がりを体験したり
舞台の方が客席より広い事も知りました。
大変貴重な興味深い経験が出来ました。

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”衣袷ーきぬあわせー” のファンでいてくださる友達です。
今日は、オーダーを受けてお造りしたジャケットを素敵に
お召しくださいました。
チョット、ポーズの付け方が悪く(カメラマンのせいです)
太って見えてしまいました、ゴメンナサイ!
本当はスマートなのです。

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この日はとても寒かったので、私はウール地に
羽裏を配したチュニックを着て行きました。

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友達が買って来てくれたお弁当です。
大好きな焼きさば寿司とお稲荷さんと菜で巻いた太巻き寿司は
どれも丁度良い酢加減でした。

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デザートに、観劇前に買い求めておいた「一元屋」のきんつばを
食べて、満足満足。

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半蔵門駅から直ぐの店です。
金つばと最中専門の老舗です。
以前、お土産に頂戴してから、いつかお芝居の日に買いに行こうと
決めていたのです。

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幸い、咳き込むことも無く、お芝居を楽しめました。

年末年始には、江戸情緒豊かなお芝居観賞が似合います。

新春公演も既にチケットを手配してあり、愉しみが待っています。