オンフルールへドライブ’78 | よくいうかいえ ( Cahier)

よくいうかいえ ( Cahier)

古布リメイク作家のつれづれ日記

フランスの北の方に「オンフルール」という美しい港町があります。

バリ鈴屋のボスが(当時は支配人と呼んでいました。)
ニューヨーク担当デザイナーの同期生と一緒にドライブに
連れて行ってくださいました。

1978年だと思います。

 よくいうかいえ(Cahier)

二人共凄いアフロみたいなヘアー・スタイルです!
が、当時流行っていたのでしょう。

私は美容院では「ウランチャン・カット」と言って(アトムの妹のウランチャンです。)
原宿の某有名美容室で三つ編みに計5~6時間を掛けて
パーマを掛けて貰うのが常でした。

本当に痛いブーツの話といい、ヘアースタイルといい
お洒落には大層なエネルギーを掛けたものです・・・!

話がそれました。
このオンフルールでの思い出は
”ガトー・オ・ショコラです!

料理もきっと美味しかっただろうけれど、
未だに舌が覚えているその美味しさ・芳醇な香り・・・

その後数十年経ってウイーンで食べた「ザッハ・トルテの味は
きっと超えていないだろうというほど、強烈な味覚が残っているのです。

その時に余りにも二人して感激したので
ボスが「お土産に包んで貰おうか?」と言って下さったのですが
丁重に辞退しました。
なぜなら、その時に感激しただけで充分幸せであり
その余韻を楽しみたいので、そこで完結としました。
正しい判断だったと今も思います。

本当に若い時に得た素晴らしく五感をゆずぶられた経験は
得難いものでして、大事にCoCoRo に留めておきたいものです。
感謝!