9月11日に | よくいうかいえ ( Cahier)

よくいうかいえ ( Cahier)

古布リメイク作家のつれづれ日記

パリの思い出話は暫く置いて・・・

暑さがぶり返した昨日は9月11日。

電力は節電目標をクリアして供給に支障は今のところ無いようだ。
伊豆高原での暮らしでもそうだったように、やせ我慢を出来るまで続けようと
エアコンはよほどの時と来客時にのみ使っているので
我が家の電気使用量は友に言わせれば「うちの基本料金だわね、それじゃ!」と言う程度。

熱中症になってはいけないし、むきになって我慢する事もない。
が、特に生産性の挙がる仕事をしているわけでなし、
格段に世の中のお役に立っているわけでなし、
独り静かに趣味に生きているなら、自分で作れない限りあるエネルギーを
節約して少しでも被災地の皆さんに回したいと思う。

そう、常に意識する事が大切だと自分に言い聞かせている。


 よくいうかいえ(Cahier)

   通り掛かりに見にした 葛の花の群れ。

   あちこちに群生しており、余りにも重なり合って

   葉は虫食いだらけで、美しいと愛でる機会は

   少ないだろう。

   しかし、その根から採取する葛粉は良質のでんぷんで

   葛餅の原料となるという。

   よく見ると、紫色の花の房は誠に優美である。






 よくいうかいえ(Cahier)     暫く先の駐車場を通り抜けてみた。

    アップダウンのキツイこの地域。
    自転車通路としては、この駐車場を抜けたら
    勾配が緩やかに違いない・・・と思っていたら

    あげは蝶がその生命を終えようと力なく羽を
    合わせている。
    かすかに羽根を震わせている・・・

    短い命が終わろうとしている。
    (存分に羽ばたいたかい?)









 よくいうかいえ(Cahier)     冬には毎日キッチンの細長い窓から
    臨めた富士山の勇姿。

    夏は空が澄み渡らない為、晴れていても
    殆ど見えないそうだ。
    日が沈みかけた昨夕は逆光でその頂がボンヤリと
    見えたのである。

    随分、久し振りに見た気がする、
    そう、半年前に起きた震災以降は
    意識して見た記憶が無いのである。

    これから秋が深まり、大木の葉が落ち尽きると
    再び、冷たい空にくっきりとその頂が
    望めることだろう。

    
    


昨夜はこれより左方向の遠い空に花火が上がった!
音が聞こえてからものの15分程度だったろうか、
夕食を終えてモヒートの酔いが残るまま外に出たら、
木立が切れたところから見えたのだ。

近所の人に聞いても、どの方面での花火か分からず仕舞。
10月1日には反対方向の空に多摩川の花火が打ち上げられる事となっており
愉しみである。 
(その為に我が家に小さなテラスを設けたのだから。
しかし、その方向に見えるかどうかは不確かなのだ・・・)



その後、「住み替え計画」1周年を迎える12月初めは
自分はいったい、どんな気持ちでいるのだろう・・・