銀座で過ごす半日 映画編 | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

銀座散歩の後半は映画「蜂蜜」の紹介です。

この映画に関しての、解説と感想は

「蜂蜜コンシェルジュのはちみつ母さんさん」 のブログをご参照下さい。
 

ブログ読者の「蜂蜜コンシェルジュのはちみつ母さん」は
蜂蜜のエキスパートでいらっしゃいます。

そのブログで得た映画情報に突き動かされて、暑い銀座へ出向いたわけです。

 よくいうかいえ(Cahier)



 言葉はためらい、音楽は沈黙する、

 そんな静けさから生まれたこの映画は、

 魂に向かって開かれた 透き通る窓。


            谷川俊太郎(詩人)












 よくいうかいえ(Cahier)   
   第60回ベルリン国際映画祭

   金熊賞・エキュメニカル審査委員賞受賞

















私の好きな映画にまず揚げられる「運動靴と赤い金魚」「蝶の舌」「友達の家はどこ?」
そして「セントラル・ステーション」

皆、子供が主人公の”せつない”お話。
それは幼い自分がCoCoRoに抱いた怖れや不安
そして、ささやかなしあわせ感を思い起こす。



「蜂蜜」主人公のユスフを巡る3部作(トリロジー)

第1部「卵」・第2部「ミルク」・第3部「蜂蜜」を連続上映が7月30日に予定されています。
その後、8月中旬までの上映スケジュールも立っています。こちら


全体に静けさに包まれているので、つい眠気が襲って来ますが
印象的だったシーンは・・・


預けられたおばあさんの家での光景は
一瞬、まるでフェルメールの絵画のような
印象を持ちました。(「サンデー毎日」の友達もそう感じたそうです。)
 
左の窓から日が差し込んで、窓辺の
調理台に立つおばあさんを照らす・・・

その影が室内に長く尾を引いている。

まさに、フェルメール!

 
お月さまがバケツの水に映るシーンも詩的でした。
ユスフは手で月をすくおうと試みますが・・・


数年前に友とトルコへ旅した時の背景とは全く異なるものの
ほんの少しだが、その土地を踏み締めた時の
ぬくもりを感じたような気がしたのである。

土曜日と言う事もあって、テアトル・・シネマ銀座は中高年で一杯でした。

こういったタイプの映画は通常、あまり混雑しないのだが
近頃のマス・メディアの影響だろう。 満席でした!

エアコンが抑え気味で館内が暑い、
そして中高年のエネルギーが充満して熱い映画鑑賞だった。