沢田研二 ふたたび | よくいうかいえ ( Cahier)

よくいうかいえ ( Cahier)

古布リメイク作家のつれづれ日記

我が家は5年ほど前に落雷で罹災したテレビを火災保険の保障内でデジタル・テレビに買い換えたのだが、その際につけたアダプターの関係で「日本映画専門チャンネル」が受信出来るようになった。


さほど古くない話題の映画が連日配信されるのでそれはそれは満足しているのだ。

今迄20数年払い続けて来たケーブル・テレビ料金のもとがやっと採れた! という喜び。


昨夜は「eiko」という、今話題の女優 麻生久美子主演の2003年に作られた映画。

相手役が沢田研二である。見ないわけ無く、午後6時という贅沢な時間に2時間物のこの映画を楽しむ予定で夕食の仕度を済ませ、散歩も早々に切り上げておく。


割とぼんやり生きている主人公の女性をぼけ老人のふりして騙す詐欺師が沢田研二。

先日見たNHKのSONGSの時は相当努力の後が見られるほどにダイエットの結果が出ていたが、2003年製の映画の中ではまだまだ中年太りのおっさん姿である。

役柄とはいえ、あのアイドルが”ボケ老人役”ですよ!


それでもなんなく嵌まって演じ切っているのは凄いぞ! ジュリー

他にも池脇千鶴主演の映画の父親である漫才師を演じた時も、「すごいなぁ、ジュリーなのに!」と感心したものだ。

ちなみに其の映画の漫才の相方であり奥さんである役は田中裕子が演じていてこれまたうまいのだった。


なんでしょう・・・ もし、キムタクがジュリーと同じ年齢になる頃はどうしているだろう?と考えてみる。

きっと、スタイリッシュなままで年を重ねる事だろう。

でもしかし、沢田研二の魅力は人気を損ねようが、彩色が衰えようが、常に淡々とジュリーでい続ける事なのだろう。

そして、アイドルのイメージに捉われずどんな役も自分の物にしてしまい、実に魅力ある人物像を描くのだ。


大いなる刺激としていきたいものである・・・