今月も中盤過ぎましたが、
二月の中で例年の一大イベントが終わり、
それを書かないわけには行けません。
「坂東玉三郎特別舞踊公演」
観てきました。(19日千秋楽でした)
新春にふさわしい坂東玉三郎さんの華やかさ。
そして、久しぶりに着物を着て、歌舞伎鑑賞。
私が着物を着ようと決意した一番のきっかけは
私が追っかけしております、
片岡仁左衛門様が、
「客席に着物を着たお客様で華やいでおりましたら、
演じているほうも気分がいいですね。」
の一言で、着付けを習う決意を(笑)
しかし、ほぼ、2年ぶりの着物で、
着付教室もおさらいに行ったら
案の定忘れている(笑)
おさらいしてなかったら、
確実に着付れませんでした。
しかし、着物を着れるようになると、
より一層、歌舞伎が楽しめるようになりました。

なにより、今回の玉様(坂東玉三郎様)の
着物の美しいこと。
雪持ちの鷺の着物で、季節感があるのです。
着物も、玉様の美しさにもため息。
演目は
「口上」玉様のご挨拶。
「鶴亀」
「日本振袖始」
「鶴亀」は舞踊ですが、
玉様と中村芝翫の三人のご子息
中村橋之助、福之助、歌之助
の日替わりに交代の演目でしたが、
今回初日に、橋之助さんが、怪我をされて降板。
しかし、日替わりで努められているだけあって、
福之助さん、歌之助さんすごくよかったです。
もう、何年前になるのか、
中村芝翫襲名披露で、三人のご子息も、
同時襲名でしたので、
その時の三男、歌之助は高校生で、
声が完全に声変わりされてなかったのか、
菅原伝授手習鑑の車引で
櫻丸が初々しかったのですが、
今回立派に著しい成長を感じる踊りでした。
「日本振袖始」は
日本神話の素戔嗚尊の八岐大蛇退治の話なのですが、
近松門左衛門作っという意外さ。
近松は義理人情とか、
色恋沙汰の心中ものなイメージでしたが、
こんな日本神話も作品にのこしているのかと
新鮮でした。
話しはそれますが、歌舞伎すごく見ていますが、
舞踊や、能が元になっている、松羽目物、
例えば、ザ・歌舞伎の代表格とされる、
連獅子、勧進帳などは松羽目物と言われますが、
どんなに、見ていても、あの、鼓と笛と三味線の音色と、
台詞が途中お経のように聞こえる瞬間がありまして、
前日寝不足だったり、食後(低血糖起こすと)だと、
かなりの頻度で寝ちゃいます。
今回も舞踊だしな~台詞少ないしな~寝ちゃいそう。
好きな歌舞伎の為にも低血糖何とかしないと(笑)
いつもはあまり借りませんが、今回は台詞少ないので、
音声ガイドをかりたら、改めて、色々説明してくれるから、
寝らず、いつも以上に面白かったです。
八岐大蛇の岩永姫は毎年、美女を生贄にささげさせ、
美女に化けています。
玉様の美しさは人間離れしているから、
このような人間でない役はすごく適役で、
美しく登場した、岩永姫、しかし、
そのしぐさにチラチラと蛇のようなしぐさが
見え隠れし、着物の帯にも蛇のような模様。
八岐大蛇が酒好きと知る、素戔嗚尊の策にはまり、
毒入りの酒を飲んだ、美しい岩永姫から
八岐大蛇の本性を現す表現が、
同じ玉様とは思えない、醜さ。
また、大蛇を舞踊で表現方法が、
すごく蛇が動くようで面白かったです。
しかし、このタイトル、「日本振袖始」
何でっと思いますが、
生贄とささげられる稲田姫が、
高熱にうなされ、その高熱の熱を逃がすために、
素戔嗚尊が振袖の袖のを縦に切ったことから、
現在の振袖の内側は切れていますよね。
現在の振袖の始めであることから
「日本振袖始」っとタイトルがついているとか。
演目を一通りみて、そこ!ってところもありますが、
それが歌舞伎です。
玉様良かったです。
私の好きな仁左衛門様も、玉様も、
だんだん高齢になられ、
歌舞伎役者として、年をとることは
また若い時とは違う演技の幅が広がる
とも言われますが、
ただ、もうされない役も出てきます。
今月二月の歌舞伎座の仁左衛門様の
義経千本桜、渡海屋、大物浦の
銀平、知盛は一世一代、
つまり、もう仁左衛門様はこれで最後のお役。
1つ、また1つとされなくなるお役もあります。
ほんと、コロナ渦、最後が観れない、悔しい。
そして、昨年は、仁左衛門様のお兄様、
片岡秀太郎さん、中村吉右衛門さん亡くなられ、
吉右衛門さんは仁左衛門様と同じお歳。
観れる時に一つでも多く見たい。
現在、女形では玉様しか演じられない、
「阿古屋」これはなんとしてでもみたいです。
昨年名古屋の御園座で「阿古屋」されたのですが、
今度はどこでされるのか、
コロナが落ち着いたら今度こそは見たいです。
次は博多は六月が歌舞伎。楽しみです。
