彼女は、私の「育児のお手本」でした。

今時、なかなかいない理想的な、「お母さんの中のお母さん」でした。

何人も子供が集まっていても、子供たちをいっぺんにわ~っと楽しませる「魔法」を使えるお母さんでした。


教養があって、おおらかで、いつも自然体で、そしてなによりも笑顔の素敵な人でした。


でも、いつも「あっはっは」と、笑っている彼女の笑い声と笑顔を、もう見る事ができなくなりました。

「育児のお手本」が、いなくなってしまって私はこれからどうしたらいいのでしょう・・・


私と同じ年で、私と同じように3人の子供を持つお母さんでした。

だから、「お互いの長男と長女を結婚させようね!」

「そうですねえ~是非我が家のお婿さんに!」

なんて話をよくしました。私は結構本気だったんですよ。

だって、彼女の育てた子供たちはみんな良い子ですから。


今日、私は彼女にお別れを言いに行きました。

旦那様は彼女の事が大好きで大好きで・・・傍から見ていて、本当に仲の良い理想的なご夫婦でした。

ご主人の悲しみが、痛いくらい伝わってきました。

胸がつぶれるような感じです。


そして、お子さんたちの悲しみは想像できません。

おばあちゃんの陰に隠れるようにして、おびえたような不安な表情の彼女のおこさんたちを見たら、涙が噴出してしまいました。これからずっと大好きなお母さんがいないだなんて、考えられないでしょう。


どうしてあんなにすばらしい人が、早く天に召されてしまうのでしょうか。

悔しいです。悲しいです。辛いです。


3人のお子さんの育児をとても楽しんでいらっしゃいました。

もっと、楽しみたかった事でしょう。


本当に、こころから尊敬していました。

いえ、これからもずっとずっと尊敬し続けます。


さようなら。

あなたの笑顔を私は心に刻みます。

さようなら。