マイノリティでも外道でも邪道でも宝塚が好きな幽霊(過去記事) | 片腕の夢は日常

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一時、書いていた宝塚ブログからの転載

 

2017.10.19

 

沼友さんが最近ハマった沼が

あるオーディション番組から生まれた韓国のアイドルグループで、

その話をうかがっていて

あまりにドラマティックな内容で

見せていただいた男の子たちもみんな可愛くて

一生懸命で歌やダンスのクオリティも高いので

ちょっと気になって

そのオーデション番組をニコ動で見るようになった。

(もう番組はとっくに終了しておりますが)


それで思ったのが

宝塚やジャニーズもそうだけれど、

共通する部分が多いなぁ、と。

そしてそれが沼の魅力だよな、と。

 

*****

 

私はブログで

公演について散々ひでーこと書いていて

以前別のところでやっていたブログでは

「そんなに文句言うなら観るな」とか言われることも

たまにあって

でも私が宝塚が好きな理由というのは

公演が面白いかどうか、じゃないわけですよ。


や、もちろん面白い方がいいんだけれど。

公演が面白いから観るんじゃなくて、

タカラジェンヌの生き様と物語に惹かれてる、

という言い方が近いかと思う。

 

*****

 

一人の成長過程の人間が

厳しい芸の世界で生きる、というだけで

そこには物語が生まれる。


宝塚の舞台に立つには

まず音楽学校に入学して2年間の学びが必要だが

そこに同じ年に入学した生徒たち、つまり、同期は

「●●期生」という仲間意識が生まれる。

詳しくはわからないけれど、

厳しい音校生活では「連帯責任」みたいなものも

あるらしいので

より連帯感が生まれ、そこにひとつの絆や確執が

できるかもしれない。


劇団に入団すると

5組に分かれての活動になって

新人時代は同じ組の同期というのはとても励みになるだろう。

そして

少しずつ実力の差というのも出てきて

劇団からの期待値などもあからさまに見えてくる。


そういったこと全てに

また物語が生まれる。


もうひとつ、組ごとの物語というものもある。

組のカラーというのも伝統的にうっすらとだけれど残ってるし

トップによっても組の雰囲気はガラッと変わってしまうし

だからこそ

様々な物語が生まれる。


例えば花組で育った雪組の●●は

どこか花組っぽいダンスや仕草をする、みたいな

そこに「萌え」みたいなものを感じることもあったりする。

 

*****

 

そうやって

一人の女の子の、一人の舞台人の、

同期生同士の、組子同士の、

様々な物語がそこに生まれ、

それを舞台上で目の当たりにするときの

感動ったらない。


宝塚に限らず、

いわゆる集団で行われる芸能の魅力のひとつは

そこにあるんじゃないかな、と思う。


少なくとも私はそうだ。


初めて宝塚の公演を観たときも

特に公演の内容が面白いと感じたわけではないけれど

最後、トップスターが大羽を背負って大階段から出てきて

それを見守る組子たちを見て

感動してしまったのだ。


ひとりはみんなのために

みんなはひとりのために


それを実際に目にできるのが宝塚であり

ちょっと種類が違うこともあるだろうけれど、

韓国アイドルであったりジャニーズであったり、

なのかな、と思ったりします。

 

*****

 

お友だちに教えていただいた韓国の番組を見ていても

そうだけれど

自分よりも若い子たちが

泣いたり笑ったり悔やんだり喜んだりしている姿を見ると

ただひたすら

ああ、ひとつのことに向かって努力することって

美しいなぁ、と思う。

なんでも努力根性で語るのは全然好きじゃないけどさ、

夢に向かう姿は単純に美しい。


そして宝塚の世界は

そういう中身は見ることはできないけれど

きっと韓国のこの子たちのように

必死で夢の舞台のために努力しているんだろうな、と

思うと

何がなんでも劇場に足を運ぼうという気になるんであります。

 

******

 

なんて書くと

「頑張ってる生徒さんたちの公演を悪く言うのはどうなの?」

ということも言われたりもするんですけれど、

生徒の頑張りと作品の質の問題は

いっしょくたにできないハナシだよな、と

私は思っているのであります、はい。