私の星であり月であり雪であり宙であり花であった方のコト(過去記事) | 片腕の夢は日常

片腕の夢は日常

ひそやかに、高らかに、ゆるゆるに、くるくるに、
fromここtoうちゅう

一時やっていた宝塚ブログからの転載

 

2017.2.1

 

昨日、大きなニュースが飛び込んだ。

 

蘭寿とむさんがご家庭に専念されるため

お仕事をお休みされる、ということだ。

FCも閉鎖されることになった。

 

私の殿堂入りご贔屓は

大空祐飛さんと蘭寿さん。

 

祐飛さんは

私が彼女の退団公演で落ちるというなんとも

悲しい出会いだったわけですが(思い出してもタイミングの悪さに泣けるわ)

蘭寿さんは

FCに入り、無事(?)ご卒業を見届けることができた。

 

入り出やお茶会などで

そのお人柄に触れれば触れるほど、大好きになったっけ。

 

他のファンもそうかもしれないけれど

宝塚のファンってのは、もう、親心で彼女たちを見ることがあって

私もそうで

蘭寿さんが卒業されてから

彼女のお仕事の行方が気になって気になって

娘の就職を気にする親のように

いつも気をもんでいた(ただのアホ)

 

もちろん蘭寿さんの舞台を自分が観たい、というのもあるけれど

蘭寿さんが

楽しく彼女らしいお仕事をして輝いていてくださることを

何より望んでいたから、

そりゃどんなお仕事でもないよりはいいとは思うけど

やっぱり

ステージの真ん中で目一杯演じて歌って踊っていただきたい!

それで蘭寿さんが舞台人としてやりがいを感じてくださったら

いいなぁ、っていつもいつもいつもいつも思っていた。

 

「天使にラブソングを」

という大きな舞台、しかも帝劇!での主演は

ホントに蘭寿さんらしい舞台で嬉しかったけれど

その後のお仕事の報がないのが気になっていた。

 

他のOGのお仕事を目にするたびに、

これ、蘭寿さんだったらよかったのにな、なんて

拗ねた気持ちになったりもした(ごめんなさい)。

 

そのうち、ご結婚が報じられて

それはもう嬉しくて嬉しくて、まあ泣きましたよ、ホント。

幸せに、ただ幸せに!ってそればっかり祈りました。

 

でも、それから

時々見る蘭寿さんが

こういったら他のファンの皆さんに怒られるかもしれないけれど

ちょっと「舞台人」というよりも「家庭人」という空気をまとわれるようになって

それはそれで悪くないのだけれど

蘭寿さんは舞台にいて幸せを感じる人だと思っていたから

「待って、それはまだ早いんじゃないの」

ってうっすら感じては、いた。

 

それでも

「天使に~~」の博多座公演もまだあるし、

まだまだ舞台人・蘭寿とむは終わらないんだ、

きっと千秋楽の後に少しお休みしつつ

次のお仕事の発表があって準備に入られるんだ、と

信じていた。

というか、無理矢理、信じ込もうとしていた。


 

昨日は蘭寿さんファン友達3人で

lineで

泣いて笑って

「蘭寿さんが決められたことだから

私たちはただひたすら蘭寿さんの幸せを祈ろう」

「いつまでも応援していこう」

挙句の果てに

「蘭寿さんのご主人、よろしくたのむぞ!!」

などと励ましあった。

こういうとき気持ちを分かち合えるのはありがたい。

 

舞台を愛していた蘭寿さんが

舞台を離れる決意をされたのだから

そこに葛藤や迷いがないわけがない。

どれだけ悩まれたことだろう。

その末の決断だ。

 

それを考えると

私らファンがどうこう言えるわけがないのだ。

舞台から(一時的にせよ永久にせよ)去る彼女を

笑って見送るしかないじゃないか。

 

幸せは固定されていない。

輝ける人生は何も表舞台にしかないわけではない。

健やかなる精神をお持ちの蘭寿さんだから

決めた道を迷わず振り向かず

笑顔で真っ直ぐ愛を抱えて歩まれていくに違いない。

 

そういう方だから好きになったんだ。

 

今は、

感謝の気持ちと精一杯の愛を

蘭寿さんに贈るのみ、だ。


 

おーーーい、星!聞えるか?

ちゃんと蘭寿さんを守れよ!

泣かせたら承知せんぞ!

 

(星逢一夜の紀之介のセリフをいただきました)