ちょっと前に
サンプル「グッドデスバイブレーション考」
を観にいったときにVampilliaのミッチーと遭遇してぎゃびっ!てなった
くだらな話を記事にしたんですけれど、
それをTwitterにもアップしたら
ハッシュタグをつけていたおかげで
モンゴロイドさんがそれを目にされたらしく
イイネを押してくださいまして、またぎゃびっ!!てなりました。
もちろんモンゴさんが記事まで読まれているとは全く思っていませんが
イイネを目にして激しく後悔しました。
なにを後悔したかというと
あの記事を書いたときに
「でも私は本当はモンゴロイドさんが好き」
って書こうと思ってやめたことです・・・・。
モンゴさんがくださったイイネを見て
目の前にはいないけれどスマホの向こうのどこかにいらっさる
モンゴさんに対して私は叫びました。
モンゴロイドさんが大好きなんだああああああ!
結婚してくださああああああああい!!!
それはともかく「グッドデスバイブレーション考」ですよ(え)
*
作演出の松井周さんが考える未来の「楢山節考」。
正直言うと、私のつるっつる脳では理解できない部分も多かったです。
とても奇妙な物語の中に
民俗学的な話や不思議な単語や言葉が散りばめられていて
それはその場で見聞きして
いい音楽を聴いた時のような面白さはあるけれど、
そこから喚起される意味は
私の稚拙な頭では理解もできないし
その思いは言葉にできやしません。
でもその中で私が思い浮かべたことは
コントロールされることの恐ろしさと
「良いもの」を作ろうとする人間の欲の恐ろしさ。
そして
人間の価値。
*
その世界では
優れた人間を人工的に作り
成長をコントロールし
死さえも管理される。
世界のどこかの辺境の村で
その管理下からちょっとだけはみ出しながらも
それを当たり前として生きる人たちは、
もちろんその通りではないけれど
もしかしたら未来の私の姿かもしれない。
罪を犯した人を殺め食らい
ある年齢に達した人を船出(姥捨て)させる。
そんな世界の中でも人は笑い、生きる。
人間の順応力や思考停止力の恐ろしさ・・・!
その中で
時に(禁止されている)歌を歌い、「野良交尾」をする
そのはみだした行為は
私には救いに見えました。
そして
効率よいやり方、より良い生き方・種を求める欲は
いつだって私(たち)の中にありまして、
それを否定できるほど人間は強くないのではないか。
でも本当はそんなのおかしくて。
じゃあ人間の価値って一体なんなんだろう、と
ふと思うと
死ぬまで生きていること、この1点しかないのかもしれないと
うっすら思ったりしました。
どんな世界でも生きられて
どんな価値も作ってしまう、
きっと、私という人間ほど、信じられないものはないなぁ、
でも、それでも、常に違和感と疑問を持って
生きていかねばなりません。
*
奇妙な世界観の中で
圧倒的リアリティで存在したのが
戸川純ちゃん
です。
存在がもう奇跡的でした。
近未来という夢みたいな物語に
ちゃんと生息している人でした。
やがて船出をする元男の老女。
そんな役をある意味違和感なく、ある意味異物のように演じられる人、
他にはいません。
狂気と愛らしさは純ちゃんの持ち味。
それが活かされたこの役を作った
松井周さん、本当にグッジョブ。
また松井さん作品の中での純ちゃんを見てみたい。
そういえば私が役者としての純ちゃんを観たのは
第三エロチカの舞台だったっけ。
あれはもうかなーり前でほぼ覚えてないんだけれど
純ちゃんに圧倒された記憶だけはあります。
コレを機に役者・戸川純がもっと観られるといいなぁ。