#気象病予防
【気象病とは】
気圧、気温、湿度などの気象の変化に伴う心身の不調のことをいいます。

私たちは、自律神経のバランスによって恒常性が保たれています。

この気象の変化により、
内耳の機能が低下→敏感にキャッチ
→脳に伝達→前庭神経が過剰に興奮
→自律神経のアンバランス
→さまざまな心身への不調を引き起こします。

【症状】
交感神経が優位になりすぎると
⚪︎緊張性頭痛
⚪︎肩こり
⚪︎目が乾く
⚪︎歯や腰の痛み
⚪︎過去の骨折などの痛み
⚪︎吐き気や下痢など消化器系の不調
⚪︎心拍が高い
⚪︎不眠
⚪︎月経不順

副交感神経が優位になり過ぎると
⚪︎片頭痛
⚪︎涙が出やすい
⚪︎倦怠感
⚪︎朝起きれない
⚪︎心拍が下がる
⚪︎気力の低下

交感神経は、日中活動している時に働き、副交感神経は、夜休息している時に働きます。

大切なのは交感神経や副交感神経の良い悪いではなく、また、急激に交換されるのではなく、二つの神経がバランスよく保たれていることです。

ポージェス博士のポリヴェーガル論によれば、
交感神経(アクセル)と副交感神経を複合体である腹側迷走神経(チューニング)と背側迷走神経(ブレーキ)の二つの枝があ理、それぞれの役割が発見されていますが、今回は、交感神経と副交感神経の二つの体内のルートとバランスを整えていくアロマやハーブ、簡単な体操をご紹介します。


【自律神経の体内へのルート】
○交感神経
脊髄から腹側へと向かい各器官へ分布されます。

○副交感神経
首のあたりの中脳、橋、延髄から各器官へ分布されるルートと、腰のあたりの骨盤神経から腸、膀胱、生殖器へ向かうルートがあります。

緊張が続く肩凝りになったり
首周りやお腹を温めるとホッとするように
神経ルートを意識することで予防の工夫に役立つかもしれません。

【気象病予防におすすめのアロマ】
○ユーカリ、ペパーミント
鎮静効果や血流を助け、肩こりや頭痛に効果的でスーッとした清涼感でスッキリします

○イランイラン
甘めの香りで頭痛を和らげてくれる効果が期待できます

○レモングラス、オレンジ、グレープフルーツ
筋肉に働きかけ、緊張緩和や鬱気分からから気分転換やポジティブな気分を上げてくれる効果が期待できます。

○ラベンダー
ストレスや緊張の緩和リラックス効果が期待できます

○カモミール・ローマン
消炎効果があり、目の渇きや痒みに効果が期待できます
また、気分も落ち着かせてくれる効果もあります。

○ティートリー
ペパーミント同様、呼吸器系を落ち着かせてくれます。

○ゼラニウム、ネロリ、イランイラン
PMSなどの月経不順やイライラを緩和してくれる効果が期待できます。

【おすすめのハーブティー】
○ペパーミント
消化器を助けてくれる効果が期待できます

○エルダーフラワー
発汗による毒素排出

○セントジョーンズワート・カモミール
睡眠の質を高め、メンタル面を落ち着かせてくれます。
※セントジョーンズはメディカルハーブとして医薬品でも取り扱われておりますが睡眠の質を高める効果があります
が、服薬中の場合は使用しないでください。

【軽いヨガ、ピラティス、ストレッチ】

【座ってできる首肩周り体操】
あぐらまたは椅子に座って

○耳を下からチョキで挟んでマッサージしたり、耳を引っ張って回すことで血流を良くします。

○リラックスして座り、手を添えて首を傾けます 反対側の手は背中につけて肘を曲げ肘と頭を遠くに離します

○両手で頭を後ろから支え、下に傾けます

○両手を肘の位置で交差させ肘を曲げて、手のひらと手のひたをあわせ、指先を斜め上に上げます。

○両手を握って後ろに伸ばし、上にあげます。

○タオルの両端を両手で握り、両手をあげて頭の後ろから前へ回します。

【背骨〜腰の緊張を緩める】

○シェー!のポーズ:全身を緩めます(あまり勢いがよすぎると傷めます^^;)

○猫のポーズ:四つん這いになって息を吐きながらおへそを見ながら背中を丸めたり、吸って顔を上げ、背中をそらせます

○チャイルドポーズ:正座から前方へ両手を床につけて息を吐きながら前方へのばし背骨と腋の下が伸びるのを感じます。

○コブラのポーズ:うつ伏せからかをの横に両手をつき、肘を伸ばして上半身だけを持ち上げます。視線は正面、肩甲骨を下に下げ、ます。

○ワニのポーズ:仰向けになり、両手を真横に伸ばします。手のひらを床につけ、横を向いて同じ方向の手先を見ます。
 見ている方向の足を逆方向に投げ出し、一旦息を吐いてから反対側の手でつま先を持って息を吐きながら膝を蹴り伸ばします。この時に、視線方向の肩や背中が床から離れないようにします。
腰痛やお尻勝り、全身の筋肉を緩め便秘に効果的です

※緊張度は左右違うと思います。緊張していてなかなか弛まない場合は、緊張している側をさらに力を入れて緊張させてから力を抜くことにより緩めることができます。

神経のルートを参考に交感神経、副交感神経のバランスを整えていく方法をご自身でも試してみるのはいかがでしょうか?

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