汚い話しなんだけど、私の過去の話を書くね。

あの日、私はキノピオたちの前でコンサートするはずの日だった。

だけど、あることが原因でできなくなったの。



「…。きっ、きゃーー!なにするのよ!」

べビィマリオがね、私に嘔吐してきたの。

凄く服が臭う。

私の服が汚くなっちゃったー。

あーあ。

あんなに努力してやっと女優になった私に…。

本当にウザい。

う、…くっさ!

あーあ、私まで気持ち悪くなってきた。



あ、ヤバイ、ベビィルイージがこっちに来た。

「こないで、ベビィルイージ!」

って言ったのに。

「なになに?」

とか言って、どんどん近づいてきて、また…。

うぅ。

くっさ。

うざっ!



そういえば、今日はキノピオたちの前で踊るんだったわ。

この服で。

でも、凄く汚れちゃった。

代わりの服も持ってない。

そんなわけで、ピーチにドレスを借りることにした。



「ピーチ、突然だけど、ドレスを貸してくれないかしら。
突然押しかけたのに、こんなわがまま言ってアレなんだけど…。
こんなありさまだから。」

「全然構わないわ。私たち、小さいときからの付き合いじゃない!
困ったときは、お互い様よ。」

そう言って、ピーチは服を探してくれた。

「私が小さいときに着ていたドレスでいいかしら。」

「うん、ありがとう。」

「じゃあ、これ着てみて!」

「わー。自分で言うのも何だけど、とっても可愛い。似合ってる!
これを借りるわ。どうもありがとう!」



劇場に行く途中、とても浮かれていた。

ピーチに可愛いドレスを貸して貰って、しかもこれで自分の憧れの舞台に立てるのだと…。

そんなとき、悲劇は起こった。

「げーろげろげろ」(注)これはきっとカエルの鳴き声です。きっとそうに違いありません!

「なによ!あんた!」

「あっ、ごっめーんあせる」

「あ、あんた!誰かと思ったらキャサリンじゃない!
なにすんのよ!バカ!変態!オカマ!」

「は、誤ってんのになんなの!その態度は!吐いたぐらいでいばってんじゃないわよ!バカキノコ!」

私は怒りとこれまでの精神的苦痛に耐えられなくなっていた。

「あのね、あたしはこれから女優として舞台に立たないといけないの!
あんたみたいに、ろくに働きもせずその辺にちょろついてるゴキブリとは違うの!
いつも、いつも、私の邪魔ばっかしないでくれない!ドレス弁償してよ!」

「お金なんて持ってないわ。残念だったわね。」

「一生働いて返してよ!不細工たこ唇恐竜!」

「そんなにいばってばかりいると、タマゴ攻撃するわよ!」

「こっちにはキノコ攻撃があるのよ!」

「ふーん。じゃあそのキノコ攻撃とやらを見せて貰おうかしら。」

「いい度胸してるじゃない!さぁ、攻撃を始めるわ!」



私はバカだった。

こんなくだらないことに付き合っていないで、早く劇場に行くべきだった。

攻撃をしあっていたら、いつの間にか夜になっていた。

私は仕事があるのに時間はとっくに過ぎていた。

「わーんあせるどうしよう!あんたのせいだよ!」

「は、意味不ー!
お前のせいじゃん。」

「なによ!だいたいあんたが吐いてきたのがいけないんでしょ!
もうやめてよ!」

「ふん!あんたばかりに構ってる暇はあたしにはないの!
これからヨッシーとデートの約束があるんだから!
じゃあーね」

「おい!ちょっと!」



私はとても苛立ってた。

事務所からは怒られるし、野次馬たちには質問攻め、ピーチにはドレス代払わなきゃならないし。

だいたいみんな私によってたかって吐いてくるのがいけないのに!

ベビィマリオ、ベビィルイージ、キャサリン!

あなたたちのことは一生恨むわ!