スカパーは見られないので、全64試合中20試合は観る事が出来ない。
それでも今までの試合はほぼ観てきた。

昨日からグループリーグの3試合目が始まり、いよいよ各国の明暗がハッキリとつき始めている。

でも、今までの大会に比べて今ひとつ盛り上がりに欠けるのはなんでだろう?

ひょっとしたらそんな事を思ってるのは自分だけで、他の人たちは他の大会同様に大盛り上がりなのかもしれない。

もちろん、自分だって楽しいから毎日試合を観ていて、グループリーグで最も白熱する3試合目の多くがスカパー独占放送である事を知った時は思わず契約しそうになった。
日々の話題ももっぱらW杯の話。


それでも何かが足りない・・・。


それが何かを考えていると、なんとなく見えてきた。

理由は3つ

先ず、チーム内での内紛が多すぎること。

昨日、結局1勝もしないまま南アフリカを去る事になったフランスをはじめ、カメルーンやイングランドなどがそのゴシップネタで賑わっている。

特にフランスの内部崩壊ぶりはスゴイ
メディアでは”フランス革命”などと揶揄されているようだけれど、アネルカのチーム追放や練習放棄、戦略から選手選考まで、およそ争えるすべての点に於いて監督と選手の間で対立した。

結果、勝利はおろか、フランスのゲームはすべてつまらない内容だった。
あれだけのメンバーを擁しながら、ほとんど見るべきところの無い試合ばかりに感じたのは、すごく残念。

カメルーンは2試合目で早々に敗退が決定してしまったし、イングランドも危うい立場に立たされている。

強豪国が自己破壊によって満足な試合も出来ずに大会から消えてしまうのはやっぱりもったいないなぁと。



2つ目に、ボールと高地について。

今大会の公式球であるアディダスのジャブラニはW杯開幕前から話題を呼んでいた。
より真球に近い構造の為、球筋が伸びる。それに慣れるのに大変だと。
また、無回転の球が蹴りやすくなり、GKにとっては難しいシーンが多くなるといったもの。

だから「FKはチャンスだ」とか「ロングシュートによる得点が多い大会になる」などと言われていたけれど、フタを開けてビックリ。ボールが全くゴールに入らない。FKがことごとくバーを越えていく。ロングパスも伸びてしまい、繋がらない。選手の手前でバウンドなんてしてしまえばほとんどがタッチラインを割ってしまう。

それに加えて高地なので、キッカーによる誤算はさらに大きくなり、パスミスや枠を外すシュートが多くなっている。これは非常に残念。欧州に比べてショートバスが伝統的にある南米チームの勝率が圧倒的に良いのも納得できる話。


最後に、攻撃的なサッカーが少ないこと。

別に3点、4点入る試合が観たいワケでもなく、シュートを撃ち合う大味な展開が好きなワケでもない。
むしろ、0-0でも互いの特徴を出し合った試合の方が観ていて楽しい。

そこで思うのが、今大会では引いて守るリアクションサッカーが多いということ。

弱者が強豪国を相手に勝点を取る為には先制点を取られないようにするのは当然の発想なので、それは仕方が無い。
それよりも、弱者を相手にした強豪国がその守りを崩しきれず得点が生まれない所に消化不良を覚えてしまう。

ニュージーランドやスイスが徹底的に相手の良い所を消しにいくサッカーを展開し、成功している。
もちろん、決勝T進出を願ってやまない日本も然り。

昔に比べ、圧倒的に運動量が増え、攻撃陣にも守備が当然のように求められる現代のサッカーは、FW1人を残して自陣内に引いて守り、スペースを消して集中力を保つ事が出来ればよっぽどでない限り崩す事が出来ない状況を生み出したのだろうか。

特にイタリアvsニュージーランドの試合を観ていて思う。
各国の上位チームで活躍する一流の選手を抱えるイタリアに対して、ニュージーランドは公務員や銀行員などアマチュア選手のいるチーム。テクニックや経験などあらゆる面で及ばないハズ。

それでも1-1の引き分け。
むしろイタリアの同点弾となったPKの判定には疑問符が付く。

これだけの差があるチーム同士の対決でも、守りきれてしまうほどに現代のサッカーは進化したのか。

もちろん、一方でブラジルやアルゼンチンはその中でも持ち前の攻撃力を活かして得点を量産している攻撃的なサッカー。

でも、彼らの対戦相手は韓国やナイジェリア、コートジボワールやポルトガルなど比較的攻撃主体のチームが多いというのもあるような気がする。

決勝Tで彼らがスイスやニュージーランドと当たる試合が観てみたい。

そこでどんな化学反応が起こるのかを、観たい。


ああ、そうか、バルセロナがインテルに負けた事がまだ自分の中で尾を引いてるのかもしれない。
史上最強と言われたあのチームをもってしても、インテルのカウンターサッカーに沈んだ。

そこを覆すサッカーを欲してるのかも。



とまあ、なんだかんだ愚痴っちゃったけど、やっぱりサッカーは面白くてW杯からは目が離せないのに変わりは無い!

こういう大きな大会では、単純にチームとしての戦術や選手といった直接的な部分だけでなく、様々な要因に影響される事を学んだ気がします。

これも良い経験!

四の五の言わずに、さあ、行け岡田ジャパン!!