星の下の小さな夜〜第2話になりますニコニコ


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気がつけば、街から離れた

広場にたどり着きます。


"寂しそうな顔をして、どうしたの?"


トムの目の前から

声が聞こえて来ました。


"キミ…。ボクが見えるの?

この街の人は、ボクに

誰も気付いてくれないんだ"


と、目の前の猫に話しかけます。

やがて夜になり、空から

雪が降ってきました。





“そうだ!!ボクがキミの願いを

叶えてあげる!何がいい?"


トムが、そう言って

嬉しそうに話しかけます。


"ボクの名前はトム!キミの名前は?"


すると、猫は不思議そうに

見つめ返します。


トムはしばらく考えて…。


"そうだな…。雪の日にキミに

始めて出会ったから

キミの名前はスノーだ!

宜しくね!スノー!😊"


そう言って、トムは

ニッコリと微笑みかけます。


“そうだな…。ボクの願いは…。"





"ある日ボクは女の子と出会ったんだ!

足をケガして、あまり外で

遊べないらしいんだよ。

その日から、その子と仲良しに

なって、色んな話しをしたんだ!

その子に元気になってほしいから

足のケガを治してほしいな。

それが、ボクのお願い事だよ"





"うん!ボク、スノーの

願いを叶えに行くね!"


そう言って、トムが飛び立とうと

したその時です!!


スノーの足元が、目の前に

飛びこんで来ました。


"大変だ!スノー!ケガしてるよ!

身体だって、こんなに

冷たいよ…。お願いだ!

今は自分のために願ってよ…。"


スノーは優しく微笑むと



"ゴメンね…。悲しませて。

でもね、ボクはこの街で

色んな人達に出会えて

優しくしてもらえたんだよ。

それでボクは十分なんだよ。

お願い…。ボクの願い事を

聞いてくれる?"


トムは溢れる涙をこらえながら


"キミの願い事を叶えて

ボクは必ず戻って来るから!!"






その子の名前はエミリー。


広場で出会ったスノーの事や

その願い事を、すべて

エミリーに話しをしました。


"本当は、ボクの思いを伝える事や

ボクの願いをしては

いけないんだけど…"


そう言って、トムは言葉を

つまらせました…。


"何を言ってるの!トム!

私の願い事は、あの子を

助ける事よ!早くあの子の元へ

連れて行って!"


その後、スノーの願い事を叶えて

スノーの待つ広場へ

2人で急いで行きます。



(続きは星の下の小さな夜✨

第3部へ続きますニコニコニコニコラブラブ







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