私はお腹を空かせて帰宅。
私「“ちびキン”ちゃん、ただいま。」

ちキ「おぅ、おとん。」
私「あら、もうご飯食べたんですね。」
ちキ「せやな。」
私「ものすごい風格、漂っていますね。」
ちキ「食後のミルクたまらんな。」

ちキ「さて、あたしは寝るかな…。」
私「え?もう寝るんですか?」
ちキ「なんなん…?一緒にいたいん?」
私「いたいです。」

ちキ「ウケる。」
私「…手たたくほどですか?」
ちキ「素直でええで。」





妻「今日、ご飯何がいい?」
私「唐揚げ。」
妻「イレギュラーの肉でいい?」
私「イレギュラーって?」
妻「ん?これ。」

私「すげぇ、骨付き肉ね。」

ちキ「よっ、おかん。お見事。」
私「よっ、おかん。」
ちキ「よっ、おかん。豪快。」
私「よっ、おかん。」

妻「隠し味に、海苔の佃煮です。」

ちキ「よっ、おかん。…美味そうや。」
私「よっ、おかん。」
ちキ「おとんの好きな
   海苔巻き唐揚げ風やな。」
私「よっ、おかん。」




妻「…で、少なめの油で揚げます。」
私「…ほんとに美味そう。」

ちキ「よっ、おかん。健康的。…素敵や。」
私「よっ、おかん。」


…そんな感じで我々の会話に
拍手で一緒に喜んでくれた
“ちびキン”ちゃん。…終始、ご機嫌。。





ちょっと見た目は、
焦げちゃったみたいになったけど…
これは海苔。。
ジューシーな唐揚げでした。





ちキ「ほんまに美味そうや。」
私「美味いんです。」
ちキ「おとん、あたしも腹へってきた…。」
私「…え?」





…今晩は、ごはんがよく進みます。。