何やら、遠くを見つめ、
物思いにふける“ちびキン”ちゃん。

ちキ「あたしは、お風呂にも入った。
   ごはんも食べた。
   …あとは寝るだけや。。」


寝る準備万端。…堂々たる風格。。
そして、この日はこの後、
我々がごはんを食べる時間だった。

私「どうしますか?先に寝ますか?」
ちキ「まだ、眠ない。」
私「じゃ、ちょっと待ちますか?
  我々、ごはんがまだなもので。。」
ちキ「せやな。じゃ、見とくわ。」




この日の晩ごはんは豪華だった。
お寿司。


光輝く一つ一つのネタ。
まさに圧巻の光景。

私「マジ、美味そうやね。」
妻「むふふ。。」


…すると、その時
凄まじいテレパシーを感じた。
「なんや、それ?」
「ピカピカやないか。」
「あたしはなんぼでも食べれるで。」
「あーんは?」
「いくら、食べさせんかい。」
「トロでもええで。」
「寿司は別腹や。」
「…大人って、ええな。」
「…てか、あたしはもうレディやけどな。」





私「…あっ。」
ちキ「…。」
私「…えっ。」
ちキ「…。」

ちキ「…わかっとんねん。」
私「“ちびキン”ちゃん…。。」
ちキ「あたしには、まだ早いんやろ?」






…そっと、“ちびキン”ちゃんを
抱きしめた。。