いつもとは違う我が家。
そう。今日は妻の帰りが遅いのである。

ちキ「まぁ、そんな日もあるわな。」
私「…不安ですね。」
ちキ「まぁ、あたしは大丈夫や。」
私「…しっかり、
  務めさせていただきます。」
ちキ「うむ。」

私「さて、まずはお風呂ですかね。」
ちキ「入ろうや。」
私「これは大丈夫です。」
ちキ「まぁな。」
私「お洋服は、こちらでいいですか?」
ちキ「おとんは、
   何かとアヒル着せたがるな?」
私「えぇ。」
ちキ「今日は普通のやつにして。」
私「…承知しました。」


…お風呂任務、無事終了。




私「では、次はごはんっすね。」
ちキ「せや。」
私「同時に、じゃじゃ丸兄さんの
  ごはんもですね。」
ちキ「せや。」
私「“ちびキン”ちゃんは、
  和風のやつが好みですよね?」
ちキ「せやな。よー、知っとるやん。」
私「これも、そんなに難しくないんで。」
ちキ「そか。」
私「…できました。食べましょう。」
ちキ「うむ。…食べさせて。」
私「はい。あーん。」
ちキ「あーん。…早よ、入れんかい。」
私「口あけるの、かわいいっすね。」
ちキ「…腹、減っとんねん。」
私「…失礼しました。」


…ごはん任務、無事終了。




私「食後のミルクは入りますか?」
ちキ「もちろんや。」
私「…承知しました。」


…ミルク任務、無事終了。




私「次は歯磨きですか?」
ちキ「拭くやつな。」
私「そうです。」
ちキ「あれ、あたし好きやから、
   はい、やって。あーーーん。」
私「あら。これは助かります。」


…歯磨き任務、無事終了。




私「さて…ここからが
  私が苦手なんですよね…。」
ちキ「うまく寝せてや。」
私「寝るまでは、できるんですが
  その後、布団に寝せると
  必ず起きますよね?」
ちキ「そりゃ、起きるわ。」
私「…どんなにそっとやっても
  起きますよね?」
ちキ「起きる。上手い事やってや。」
私「…そうなんですよね。」

…抱っこの状態で5分。。
あっさり、“ちびキン”ちゃんは寝た。
ここからが勝負。

ゆっくり…ゆっくり…
そーっと…そーっと…
息を止めて…息を止めて…
腕を抜いた。。

あれ?…
“ちびキン”ちゃんは、あっさり寝た。。




意外とすんなりだった今日のお世話。
寝ている“ちびキン”ちゃんの隣で
今、私は横になっている。
…すると、じゃじゃ丸が労いなのか、、
私の肩をポンポンしてくれた。







…今、私はとても充実した
幸せな時間を過ごしている。。