私「“ちびキン”ちゃん、ただいま。」

ちキ「おぅ、おとん。」
私「今日はどんな1日でしたか?」

ちキ「もちろん、ええ1日やったで。」
私「何かあったんですか?」

ちキ「あたし、大人になったんや。」
私「え?どういう事ですか?」
ちキ「おかんには、怒られたけどな。」
私「何したんですか?」
ちキ「笑いを生む芸の練習したんや。」
私「え?」





ちキ「『鼻にバナナ』っておもろいかなって
   思って練習しとったんよ。」
私「『鼻に…』ですか?」
ちキ「おもろいやろ?」

ちキ「でも、なかなか入らんでな…」
私「入らないでしょうね。」
ちキ「おかんに一回、怒られたんよ。」
私「…そうでしょうね。」
ちキ「そやから…」

ちキ「一回、食べて…」

ちキ「もう一回、やったら入ったんや。」
私「入らくていいんですよ。」

ちキ「大人の知恵や。すごいやろ。」
私「…いや。
  そんなのは、いらないかなと…。」

ちキ「すごいやろ?」
私「まずは、大人の身だしなみで
  口元の汚れを拭きましょう。」
ちキ「わかた。やって。」







…今日はお転婆な1日だったらしい。。