こう暑いと頭で思っている事を行動に移すという事が億劫になってしまってダラダラしている自分自身に気が付きながら、思いとは別に時を浪費してしまっているいる事に嫌気がさします 8月15日、台風7号が和歌山県潮岬から近畿地方を縦断して北上、思わぬ災禍を各地にのこしました 幸いと言っていいのか和歌山市は甚大な被害を被ることはありませんでした
気温35度以上の異常な酷暑が台風通過後少しだけ和らいだように感じます
8月17日付産経1面で、気になるなぁという記事を目にしました
経済産業省は予算30億円でディープテックをカーブアウトでスタートアップとして独立を促す事務事業を調整しているとか・・これだけを読むと何のことやら?・・朝刊を読みながら頭をひねってしまいました
ディープテックとは企業に埋もれている最先端技術という意味だとか・・
想像するに、ものを製造したり大規模工事にとどまらず、町工場、住宅の建設現場などで発生する不具合の修繕で、必要にかられ、より合理的なやり方が求められる現場で、職員、作業員が汗みどろで工夫を重ねて生み出した技術がその現場だけのものとして、作業員、技術屋さんの勘と経験という範囲で収まってしまい、他に応用される機会が無いままとなっている先端技術を指してディープテックと言うのかなと思えます
カーブアウトとは、大企業が事業構造を見直したり、投資家から出資を受けたりして、新規事業をベンチャー企業として独立させる手段として広く採用されている、とか・・
ああ成程
埋もれた先端技術を活かさなくては勿体ないという視点、それを活かそうという行動は、かつて技術立国と標榜されながら、いつの頃からかその座から転がり落ちたように感じられる我が国にとって非常に大事なことで、それを新たな事業体に育てるというのは産業構造的に必要なことなのだろうから、国が着目して実体有らしめようとする事務事業は重要なのだと思います
が、そのことを表現するのにディープテック、カーブアウト、スタートアップと言わなければならないのか・・
記事を読んでぱっと理解できない自分が世のトレンドから取り残されてしまったのかと、朝から先の見えない濃い霧がまとわりついて、ぽつねんと一人佇んでいます
朝のルーティン
夕のルーティン
ウクライナでの戦況を毎日チェックする癖がつきましたが、you tubeで配信される戦闘の生々しいビデオを見ながら思うのは、自分の国では日常生活において、デジタル技術の驚異的な進展、生成AIなぞと、今までの世の中が飛躍的に進歩したのだと喧伝されている一方、セクシュアルな問題が喧々諤々に議論され、いかにもアンバランスだと感じてしまう自分が、世のトレンドに追従していない(出来ていない)のかと自問したり、歳を重ねた頑固さの所為なのかと思う事がしばしばあります
それにしても、戦争の現場で繰り広げられていることは第一次、第二次世界大戦の戦闘行為とそう変わらないように見えます
科学技術の進歩と人の営み、悲惨と安寧、社会をつくり国をつくる元は人の意識なんだろうけれど、何とも複雑怪奇、不条理に過ぎるなぁと思っています
和歌山市議会議員 北野 均